新型コロナの影響で半導体製造が滞ったうえに、ロシアのウクライナ侵攻の影響もあり、「納期」や「価格」など世知辛いワードが目立った2022年。世の中全般的にも自動車業界にとっても慌ただしく過ぎていった一年を、印象的だったニュースとともに振り返る。もちろん新型車も総括!
※本稿は2022年11月のものです
文/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年12月26日号
■2022年の出来事を時系列で振り返る!!
●東京オートサロンで日産新型フェアレディZ、お披露目!(1月)
北米ではすでに2021年に姿を見せていた新型Zが初めて一般の方へ公開!
●2021年から続く半導体不足、2022年に入り深刻化!(1月)
コロナ禍での半導体不足などにより、新車の納期遅れが深刻化したのが2022年のはじめ。現在、人気車は半年~1年待ちが当たり前に(涙)!?
●「車検証がICカードになる」と国交省が発表(2月)
クルマの車検証がICカードに(ICタグが貼付されたA6サイズ車検証)。実施は2023年1月1日からともうすぐ。
●1L=170円超えも! ガソリン価格高騰が続く(2月)
1L=170円超えは13年ぶり。原料となる原油価格の高止まりが背景にあるが、ユーザーは辛い日々……。
●「ステランティスジャパン」が正式に始動(3月)
FCAジャパンとグループPSAジャパンが統合。アバルト、アルファロメオ、シトロエン、DSオートモビル、フィアット、ジープ、プジョーの7ブランドを傘下に収める。
●首都高がまた料金改定!(4月)
上限料金が1320円から1950円になり、実質的な値上げ! ……がっかり。
●改正道路交通法が実施(5月)
13日から実施。今回の大きなポイントは「高齢者の運転免許更新の中身変更」。高齢化社会ゆえ重要。
●東京モーターショーの名称が変わる!(5月)
自工会・豊田章男会長が「2023年開催の東京モーターショーは、日本の全産業ショー的なものに変える」と発表。名称は「JAPANモビリティショー」になる。
●ロシアから海外メーカーが撤退を開始(5月)
長引くロシアのウクライナ侵攻を受け、国際的に非難を浴びるロシアからフォード、VW、ルノーなど多数のメーカーが撤退を開始。その後、トヨタとマツダもロシアでの事業を撤退すると発表。
●注目のEV、トヨタ bZ4X&スバル ソルテラに不具合発生!(6月)
注目モデルのbZ4X&ソルテラがリコール届出の対象車種となった。不具合の部位はタイヤを取り付けるハブボルトで、海外市場からの情報で発見された。
●新型トヨタ クラウン、いきなり4モデルお披露目!(7月)
15日、クルマ好きはもちろん、一般ユーザーも注目するなか新型クラウンがお披露目。想定されたクロスオーバーだけでなく、いきなり4モデルのお披露目となり、2.4Lのターボハイブリッドには衝撃を受けた!
●中国からBYDの乗用車が日本上陸(7月)
すでにBYDのバスは日本で走っているが、「乗用EV」も日本参入するとBYDが発表。公開された3台のなかで、ミドルサイズSUV「ATTO 3」は2023年1月発売予定。3モデルともなかなかの質感。
●日産 マーチ、国内販売40年の歴史に幕……(涙)(7月)
1982年に初代が誕生してから、40年間で4世代が販売されたナイスなコンパクトカーが国内販売終了。欧州では引き続き、同じセグメントのマイクラは販売される……。
●電動キックボード、その運転が問題視される(9月)
スマホを見ながらなど交通ルールを無視した「電動キックボードを運転する人」が問題視されるなか、9月、初の死亡事故が都内で発生。“ノーヘル”状態で運転中に転倒し、死亡したという。
●空飛ぶクルマ、実用化へ!(9月)
空飛ぶクルマを開発中のSkyDriveが、商用機「SD-05」のデザインを発表。2025年大阪・関西万博の開催時にタクシーサービスとして実用化するという。
●経団連「モビリティ委員会」キックオフ会合(9月)
経団連はモビリティ産業の国際競争力の強化を通じ、日本経済全体の成長を目指す「モビリティ委員会」を2022年6月に発足。そのキックオフ会合が9月に実施された。今後に注目したい。
●「都内でフォーミュラEやります!」宣言(9月)
小池百合子都知事が「2024年に都内でフォーミュラE開催を目指す」と表明! ぜひ実現してほしい。
●「ソニー・ホンダモビリティ」株式会社、誕生!(10月)
2022年3月、ソニーとホンダの事業提携が発表され、その後の10月、ソニー・ホンダモビリティ(株)が生まれた。新型EVは2025年に発売される計画。
●ラリージャパン、開催!(11月)
12年ぶりに待望の開催! 大いに盛り上がった!
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