2019年4月14日、2019年のスーパーGTが開幕。いよいよモータースポーツシーズンが盛り上がってくるが、Moduloがスポンサードするマシンも増えた。
2018年までのGT300、34号車に加えて2019年は64号車「Modulo Epson NSX-GT」もModuloがサポートする。
2018年シーズンは最高位5位と不調なシーズンを過ごした64号車だったが、今シーズンはカラーリングを一新して臨む。
今回は2019年3月にお披露目されたマシンの写真、そしてドライバーのコメント、さらに初戦岡山ラウンドを紹介しよう!!
文/写真:ベストカーWeb編集部
■ブラックに変身!! 今年の64号車はクールな印象だ
2019年3月、ブラックのマシンがピットから出てきた。NAKAJIMA RACINGといえばホワイトのイメージが強いが2019年はブラック基調となる。
Moduloがメインスポンサーを務め、心機一転といった感じだがチームは変わらず中嶋悟総監督が率いる。
ドライバーは牧野任祐(まきの・ただすけ)選手、そしてナレイン・カーティケヤン選手となる。牧野選手は2018年のF2イタリアで優勝するなど21歳の期待の若手でもある。
ナレイン選手は42歳のベテランながらかつてF1に乗るなどインドのモータースポーツの英雄でもあり、2019年からスーパーGTへの参戦が決まった。
21歳の若手とF1を経験したベテランが織りなすドライビングはどのようなものか気になるが、牧野選手は「ナレイン選手のカレーの辛さに慣れることが大事」とコメントするなどチーム仲は抜群のようだ。
■テストは上々!! これからどう仕上げていくか
イベント当日はナレイン選手は残念ながら体調不良で欠席だったが、牧野選手がインタビューに答えてくれた。
セパンでのテストを終えたばかりの牧野選手だが、クルマの仕上がりはどうなのか聞いてみた。
「まだテストで乗っただけですが、いまのところ違和感なく乗ることができています。日程は順調に消化したのであとはレースウィークまでにいかに仕上げるかですね」。
ぶっちゃけ、まだまだ煮詰めるのが必要なところはありますか?
「これはハッキリしてます。高速コーナーは非常にいいんですが、逆に言えば低中速コーナーでのスピードが少し気になります。
なので今後のテストではすべてのコーナーでのスピードを、バランスよく上げることが目標になるかなと思います」。
21歳と若いレーシングドライバーだが、とてもハキハキと答えてくれた。印象としては非常に本人の自信も強く、64号車の躍進にも期待がかかるところだ。
中嶋総監督も順調にスケジュールが進行しているというコメントを残す。
■GT300もModuloで走る!! 2019年は”Evo”だ
GT300の34号車は2018年に続き「Modulo Drago Corse」として走る。
マシンは引き続きNSX-GT3だが、2019年は「Evo」に進化する。
エアロパーツなどでブラッシュアップされたGT3は、ノーマルのNSX-GT3よりも戦闘力はアップしている。
ドライバーは道上龍(みちがみ・りょう)選手と大津弘樹(おおつ・ひろき)選手。こちらは2年目の師弟コンビになる。
オフにGT500をテストドライブするなど活躍が大いに期待される大津選手、そしてホンダをけん引してきた道上選手の師弟コンビへの期待は大きい。
マシンの調子も好調とのことで、2018年の3位表彰台を上回る成績を期待したい。GT500もGT300も2019年はModuloから目が離せないぞ!!
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