■シビック タイプRはサーキットで再挑戦してみたい
興奮冷めやらぬといった状態で、もう一台シビック タイプRのテールゲートスポイラーで比較テストを行う。ホンダアクセスのテールゲートスポイラーは複雑な形状のCFRP製で、空力性能をさらに突き詰めるとともにウイング下面に“シェブロン”形状をモールド。これが翼後縁から離れてゆく空気流にエネルギーを与える。
まずは純正ノーマルウイングのシビック タイプRでN-BOXと同じコースを試乗。折り返し点の駐車場でModulo製純正テールゲートスポイラーに交換し、復路は走りの違いをチェックするという段取りだ。
しかしぼくの感覚では、シェブロン形状がどのような効果を出しているかどうか、N-BOXほど自信を持って断定することはできなかった。N-BOXにおける「衝撃のシェブロン体験」の後で、ドライバーの期待値が高かったということもある。
できることなら、シビックタイプRのテールゲートスポイラーは、より整った条件で比較試乗ができるサーキットで試してみたいと思った。袖ヶ浦フォレストみたいなシチュエーションならば、シェブロン形状の実効空力デバイスがもたらす効果を、よりセンシティブに感じ取ることができるだろう。
それはともかくとして、今回のModulo3車の試乗は、ぼくとしても大いに勉強になったし新たな気づきも大きかった。
実効空力はまだまだ未知の可能性がある! それを痛感したのが今回の試乗。いやー、ひさびさに面白かった!
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コメント
コメントの使い方フィットModuloXのフロントタイヤ付近のエアロフィンを真似て、シャトルに取り付けて新東名120Km/h区間を110Km/h〜120Km/hでを走ってみたところ、たしかに安定性が上がった。
効果はあると思うし試してみる価値はある。