明るい未来のクルマ、というイメージの電気自動車。問題点を解決してポジティブイメージを保てるか
2019年の広州モーターショーではEVよりも“国VI”と呼ばれるユーロ6レベル相当をクリアしたガソリンエンジン搭載車が目立っていた
近年目立ってきた北京汽車のEVタクシーも電池脱着式を採用する。電池スタンドで充電済みの電池と交換するので、充電時間が不要となる
メルセデス・ベンツ EQS。高級4ドアセダンであるSクラスのEV版といった位置づけとなる。EVの普及対象が富裕層だという現れだろう
テスラ モデルS。現在のEV市場が富裕層をターゲットとしているのはアメリカも同様だ
アメリカでは新車購入はローンかリースを組むのが大原則なので、車両価格が高額になると貧困層はまず審査自体が通らないだろう(studiopure@AdobeStock)
ホンダの三部社長は就任会見で2040年までにエンジン車全廃という目標を掲げた。EV化、FCV化は車両価格の上昇に繋がる。いかに価格を抑えて提供するかも自動車メーカーの責務だろう
肝心なのは所有することではなく、必要な時に移動手段として使えることだともいえる。サブスクやカーシェアリングの推進も有効な方法だろう