■支離滅裂!? 「走行距離税」と提言をギャラリーで時短解説!
EVの普及でガソリン税の税収が減少すると思ったのか、政府税制調査会から「走行距離税」なる不思議なワードが登場した。「EVはガソリン車より重いので道路を傷める」という苦し紛れの大義名分が笑わせる。であれば重たいトラックの税金は莫大な金額になってしまう
百歩譲って走行課税を行うのなら、納得いく道路予算の見積もりを行い、道路に与える負担など考えながら負担額を決めるべきだ。そもそも自動車は燃料課税以外にもさまざまな税負担をしており、その一部は自動車とは無関係の用途に使われているというのだから理解に苦しむ(Gina Sanders@AdobeStock)
EVを普及させたいと言いながら、走行距離税を導入して財源確保を狙うのは矛盾している。「結局クルマに乗らないことが一番お得だね」と思われたらお終いということに政府は気付いていないのだろうか
いったん自動車諸税をすべて見直したうえ、道路の維持管理に必要な金額を、重量税と自動車税と走行課税で負担するというのなら納得できるし、利用者として当然の義務だ。自動車ユーザーもやみくもに反対したいわけではないと思う(camera papa@AdobeStock)