■トヨタ カローラクロスは発売が先延ばしか?
トヨタは今夏の8月中にもカローラベースのSUVカローラクロスの投入を予定していましたが、現時点では先延ばしする見通しとなっています。コロナ禍や半導体部品の供給遅れで生産の見通しが立たないためと思われます。
トヨタ系列店筋によると5月中旬現在、同モデルついての販売はまだ具体的なスケジュールが定まっていないといいます。
カローラシリーズは7月1日、ヘッドランプの法規対応で一部改良するため、現行モデルはオーダーストップになっていて、改良モデルの納期は8月以降の見通しとなっています。
■日産 アリア発売も8月に先送り? エクストレイルへ影響も???
日産は新型EVのアリアの発表、発売を当初の6月から8月に先送りする見通しです。コロナ禍や半導体部品の供給遅れが原因と見られます。
アリアは6月発表、7月発売が8月発表、9月発売になりそうな雲行きです。
5月中旬現在ではまだ、傘下販売店に正式な発表、発売についての連絡が届いていない状況です。
秋には次期型エクストレイルも控えており、場合によってはこちらも先送りされることも予想されます。
■スズキ 新型ソリオが絶好調の売れゆきで初のトップ10入り!
スズキが昨年11月25日に刷新した新型ソリオが絶好調で、この4月の登録台数は4966台で前年同月比105.8%増と2倍以上に急増し、登録車で初のベスト10入りを果たしました。
現行2代目は初代モデルに比べて、ボディサイズを拡大し、使い勝手の大幅向上やマイルドハイブリッドへの一本化で燃費、走りとも大幅に向上させて商品力をアップさせたことが売りとなっています。
月販5000台規模は当初の予定通りでフル生産を維持している状況にあります。
■日産 新型ノートの苦戦はe-POWER車への一本化が要因か
日産が昨年11月24日に発表、12月23日に発売した新型ノートが苦戦を強いられています。月販目標を8000台に設定したわけですが、これまでの実績では大きく下回る実績推移に留まっています。
モデルそのものの出来はよく、マーケットでの評価は高いのですが、現行モデルでは高価なe-POWERだけに絞ったことで、従来モデルで1.2Lガソリンを購入していた30%の女性ユーザーがe-POWER車に代替えすることを拒んでいるケースが目立っているようです。
日産としてはこうしたユーザーにはマーチを勧めるように指示していますが、目論見どおりになっていないのが現状です。e-POWER車への一般化はコンパクトSUVのキックスも同様であり、こちらについても最近になり売れゆきに急ブレーキがかかっている状況にあります。
■スズキ ワゴンRスライドドア車も先送りか?
スズキは6月に予定していたワゴンRベースの両側スライドドア車の発売を8月以降に先送りする方向でスケジュール調整をしているようです。コロナ禍や半導体部品の供給遅れによるものと思われます。
新型車の発表や発売が行われる場合、その1カ月程度前に販売店向けの商品説明会が行われますが、今回の場合は5月中旬現在ではまだそのスケジュール提示がなされていない状況にあります。
コメント
コメントの使い方