ついにスーパーカブ110が30万円台に!? バイク界コスパ優等生の歴代価格も調べてみた!

スーパーカブはライダーの声に応じて進化してきた

 「人の生活や楽しみが変化する時、カブの進化は必ずある」と、スーパーカブC125の開発責任者が2018年の発表会で語った。カブは日本のみならず、東南アジアなど世界のニーズが反映され、進化してきたモデル。それゆえ常に圧倒的な支持を受け、累計総生産1億台という前人未踏の大記録を樹立できたのだ。

 そして近年はカブに趣味性を求めるライダーが増えている。2018年にはシリーズ最大排気量で豪華仕様のスーパーカブC125、2020年にはオフロード性能を高めたCT125ハンターカブというFUN領域のカブシリーズが生まれ、いずれもヒットを飛ばした。

カブ誕生60周年を記念してデビューしたスーパーカブC125(44万円)。各部の質感を追求したプレミアム仕様だ。2022年型でロングストロークエンジンを搭載し、排ガス規制に対応
カブ誕生60周年を記念してデビューしたスーパーカブC125(44万円)。各部の質感を追求したプレミアム仕様だ。2022年型でロングストロークエンジンを搭載し、排ガス規制に対応
CT110ハンターカブの現代版として2020年に投入されたCT125ハンターカブ(44万円)。ハイマウント吸気口やアップマフラーなど独自装備でオフ性能を高め、大ヒット中だ
CT110ハンターカブの現代版として2020年に投入されたCT125ハンターカブ(44万円)。ハイマウント吸気口やアップマフラーなど独自装備でオフ性能を高め、大ヒット中だ

 スーパーカブ110は、カブ本来のコミューター領域と、趣味のFUN領域のどちらにも対応できるのが特色だった。この両面を併せ持つのがカブの真髄だが、カブに趣味性を求めるライダーの要請が高まった結果、よりFUN寄りなモデルチェンジに踏み切ったのだろう。

 ちなみにスーパーカブ50の新型は小変更に留まる模様。50cc未満のバイクは排ガス規制のリミットが2025年11月まである。また、ブレーキ規制も対象外となる。

 しかし、こちらも時代の要請に応じて“電動化”など劇的な変化が訪れるかしれない。いずれにせよホンダのシンボルであるカブは、コミューターとFUNという真髄を守りながら、時代とともに進化を重ね、走り続けるはずだ。

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