■スカイライン→ラングレー:パルサーベースのスカイラインズ・ミニ!
かつて名車として君臨した日産スカイライン。R32くらいまでは、ごくフツーに人気車だったし、販売台数もかなりのものでした。そんなスカイラインの七光りとして生まれたのが、パルサーをベースとしたラングレーです。
初代ラングレー(1980年6月〜1982年月)は、パルサーをスカイライン・ジャパンそっくりの顔付きに変更。2代目(1982年6月〜1986年9月)は、パルサーに比べると上下幅の狭い、ヨーロピアンなフロントフェイスに。3代目(1986年10月〜1990年8月)のセダンは、テールランプがスカイラインのイメージそのままの丸形4灯。
それぞれ見事なまでの親の七光りぶりだったが、どのモデルもそれなりに上品で上質だったので、3代・10年間も存続したのであります。頑張りましたね。
子/初代ラングレー
初代パルサーベースの初代ラングレーはC210型スカイライン(ジャパン)にソックリ。キャッチコピーもC10型スカイライン(ハコスカ)、C110型スカイライン(ケンメリ)に使われた「愛のスカイライン」に準じた「愛のラングレー」だった。1980年6月〜1982年5月
親/C210型スカイライン
C210型スカイラインは1977年8月〜1981年7月。CMキャッチコピーは日本の風土が生んだ名車「SKYLINE JAPAN」
子/2代目ラングレー
2代目ラングレーは1982年6月〜1986年9月まで販売。2代目パルサーベースとなったがエクステリアはその時代のR30型スカイラインとは似ても似つかないのはご愛嬌?
親/R30型スカイライン
R30型スカイラインは1981年8月〜1985年7月まで販売。写真は FJ20ET(190ps)を搭載した2000ターボRS
子/3代目ラングレー(上段)、親/R31型スカイライン(下段)
上段/3代目パルサーのキャッチコピーはそのものズバリ、「スカイラインズミニ」。1986年10月〜1990年8月まで販売。テールランプもスカイラインに似せた丸形4灯だったが、スカイラインのテールランプの発光部は中央が抜けたドーナツ型でラングレーは丸型全体が発光。下段/7THスカイラインは1985年8月〜1989年4月まで販売
C210スカイラインのCM、「ケンとメリーのスカイライン」をイメージし、「ポールとポーラの新ラングレー」。ここまでしなくてもいいという声も多かった
こちらが本家、C210型スカイラインの「ケンとメリーのスカイライン」の広告。メリーさんはいまでもスカイラインのイベントに顔を出すそうで、おばさんになっても当時の面影を残しているという
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