■操作しやすさと認知しやすさの兼ね合いが大事
なによりシフト機能として肝腎なのは、セレクターの扱いやすさとモニター/インジケーターの表示に関してデザインに工夫を凝らして、操作の容易さと認知/視認性をしっかりと確保して、シフトポジションの確認を簡単にすることではないだろうか。
その点ではプリウスがいかにも小さなシフトノブを採用しているのは、先進性の演出を意識“しすぎた”デザインに思えてしまう。とっさの減速時にシフトレバーで「B」ポジションを操作できることは、安全面で大切な要素だと思う。
たとえば、ドライバーによっては、メルセデスの伝統的なコラムスイッチでも、彼らの“流儀”を知らなければ操作に戸惑うドライバーもいるはず。使いこなすのに慣れが不要なような、デザイン上での工夫をもうひと推し進めてもらえればありがたい。現状よりもさらにシンプルかつわかりやいシフトシステムを生み出してほしい。
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