到着間近の自動車税!! じつは問題だらけ!? ドライバーが支払う税金の真相がヤバすぎる

到着間近の自動車税!! じつは問題だらけ!? ドライバーが支払う税金の真相がヤバすぎる

 毎年5月に届く自動車税と軽自動車税の納税通知書。ドライバーにとっては「恐怖の手紙」とも言えるモノ。ただ、我々からすれば支払った金額が何に使われているのか!? と疑問に思う人も少なくないハズだ。今回はクルマを所有する人が、支払っているお金の真相を暴く!! これはもっと声を大にして意見すべき内容だった。

文/吉川賢一
アイキャッチ写真/StockMasters – stock.adobe.com
写真/Adobe Stock、TOYOTA

■ゴールデンウイークが終わったら届く・・・憂うつな自動車税・軽自動車税

ゴールデンウイークが終わったころに自動車税と軽自動車税の納税通知書が届く。納税金額が高く、頭を悩ますオーナーも多い(Kumi – stock.adobe.com)
ゴールデンウイークが終わったころに自動車税と軽自動車税の納税通知書が届く。納税金額が高く、頭を悩ますオーナーも多い(Kumi – stock.adobe.com)

 楽しいゴールデンウイークが終わるころに届く「恐怖のお手紙」、自動車税・軽自動車税(種別割)の納税通知書。クルマを所有しているかぎり納めなくてはならない税金です。

 毎年納めるものだとわかっていても、年に1回であることから失念しやすく、また、なかなかの金額であるだけに、クルマユーザーにとっては、憂うつなものです。

 頑張って働いたお金で納めるのですから、せめて有効に活用してほしいところ。はたしてわたしたちが納めた自動車税は何に使われているのでしょうか。

■自動車税・軽自動車税(種別割)は地方税の一般会計

 自動車税・軽自動車税(種別割)は、都道府県/市町村に納める地方税のひとつ。ご存じのとおり、毎年4月1日時点のクルマの所有者に対して課されます。

 総務省は、自動車税(以下種別割、軽自動車税含む)の目的について、「自動車の所有に担税力を見出して課する財産税的性格と、自動車が道路等を損傷することにより課する道路損傷負担金的性格を併せ持つ」としています。

 クルマを保有することに対して課される自動車税は、都道府県・市町村の一般財源として、医療や福祉など、さまざまな行政サービスに活用されています。

 必ずしもクルマに関することに使われていないというのが実情。

 ただし、その土地に住む者として、その土地に対しての行政サービスなどに使われるのであれば、本望でしょう。

 快適な環境整備のため、都道府県・市町村には予算を、上手く活用していただきたいところです。

 しかし、この自動車税よりも問題視されているのは、クルマを取得する際に課される「自動車取得税(環境性能割)」や、クルマを利用するために車検を受けるときに課される「自動車重量税」。

 また、クルマを走行させること(に必要な燃料)に対して課される「揮発油税」です。

次ページは : ■目的が変わったのに「暫定」税率が維持されたままの取得税・重量税・揮発油税

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