10月5日の記事「【絶体絶命!? 崖っぷち!!?】 日産販売店に“本音”を聞いてみた」では、日産の窮状と現場の声とをお伝えしたが、きたる2020年以降、日産には期待の持てそうなラインナップが続々と予定されている。
今回はその最新情報をぎゅぎゅっと凝縮してお届けする。
●【画像ギャラリー】こ、これは売れそう…!!! コンパクトSUVキックスの姿をギャラリーでチェック!!!
※本稿は2019年9月のものです
文:ベストカー編集部/写真:NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年10月10日号
■コンパクトSUV キックス登場! ほかSUVに新たな動きが発覚
クルマメーカーにとって夢のあるクルマを売ることはもちろん大事なことだが、同じくらい大事なのが実用性の高い量産車を売ること。夢だけではメシは食えないわけで、利益を出してくれるクルマもやはり大切だ。
2020年以降の日産は、そこも充実していきそうだ。まず最新情報として、現在は海外専用車となっているコンパクトSUV、キックスの日本導入が決まった模様。
●キックスの日本導入が決定(2020年夏)

キックスは2016年にブラジルでデビューし、2018年6月から北米市場でも販売を開始。125hpの直4、1.6Lガソリンエンジンを搭載するFF車で、北米での価格は約1万8000ドル(約190万円)スタートのカジュアルなSUVだ。
日本での発売時期は定かではないが、導入を決断したとなれば早いはず。来年の夏頃には登場すると思われる。
いっぽうで、ちょっと気になるのがジュークの存在。キックスを日本でも売るとジャンルがかぶってしまう。実際、北米ではキックスの発売と同時にジュークをラインナップから外している。
新型ジュークは欧州では9月3日に正式デビューしたが、「日本では売らないのではないか?」という説が根強くあるのだ。今回、そこのところを情報筋に当たってみたが、「2020年度に入ってすぐ、日本でも発売するはず」との回答を得た。
●NEWジュークはe-POWERで登場(2020年春)

つまり来年4~5月頃の登場ということ。パワーユニットはe-POWERになることが確実だが、欧州のエクストレイルに新たに設定された1.3Lダウンサイズターボ+DCT仕様も用意される可能性がある。
そのエクストレイルは今年の秋に現行型のマイナーチェンジがあり、その1年後の来年秋にフルモデルチェンジというスケジュールだ。こちらもe-POWER搭載車がメインとなるが、発電用のエンジンに熱効率を45%まで引き上げた新開発ユニットを採用するという情報もある。
●NEWエクストレイル(2020年秋)

またNISMOバージョンも用意され、そちらにはガソリンターボを設定するかもしれない。
■フェアレディZはビッグマイナーチェンジを実施 ターボが復活
ベストカーでは昨年秋に正式に次期モデルの開発がスタートし、2021年にもフルモデルチェンジすると伝えてきたが、残念ながらそれはマイナーチェンジのことを指していたようだ。
●フェアレディZはマイナーチェンジで登場(2021年)

ただし、これまでお伝えしてきたようにターボエンジンが搭載されることは確か。スカイラインのマイナーチェンジで新たに設定されたV6、3LツインターボがZにも搭載される。
スカイライン同様、304psと405psの2種類の出力が用意されるだろう。また、内外装にも大きく手が入れられ、イメージを大きく変えるマイナーチェンジとなる。
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