■バッテリーEVになろうともクルマ屋は死なず
既にUX300eとRZが登場しているが、レクサスのBEVラインナップはさらに充実していくだろう。
BEVを増やすにあたり、レクサスには大切にしている概念がある。こだわるのは、BEV化で失われていくと言われている「官能的なクルマの楽しみ方」だ。
電動化への取り組みを説明する中で、自身を「クルマ屋LEXUS」と表現したことも非常に特徴的だった。
自然環境を考えたサステナブルな取り組みの中でも、クルマを操る楽しさは失わせない。
いつまでも愛車と言える身近なパートナーとして、クルマがあり続けられるように、内燃機関と何ら遜色のないBEVをレクサスが生み出していく覚悟だ。
これまで特別だったBEVを当たり前にすること。これは、レクサスがこれまでの四半世紀で歩みを進めてきた道のりと似ている。
希少性だけでは生まれない特別感を生み出し、いつもの生活の中にBEVが溶け込んだ未来を築き上げるのだ。
簡単に言えばレクサスは、多様化とBEVをつかった販路拡大を目指す。
しかし、そのゴールは今想像されているレクサスとBEVの価値を、大きく超えていった先にあるのだろう。
自動車ブランドの中で、レクサスだけが到達できる頂を目指す。身近なBEVと高級車は、自動車市場を根底から変える、強い存在になっていくはずだ。
【画像ギャラリー】本稿未公開写真多数掲載!! レクサスLBX GX そしてTXの内外装をイッキ見する! (36枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方