広州モーターショーの注目車劇場 世界初1000km走るSUVやアルファードのぱくりミニバンに唖然!

■BUICK新型GL8 BEV/まんまアルファード! ビュイックのBEVフラッグシップミニバン

広州モーターショーで公開されたビュイックの新型GL8、BEV
広州モーターショーで公開されたビュイックの新型GL8、BEV
まるでアルファードのデザイン段階のコンセプトモデルのようだ
まるでアルファードのデザイン段階のコンセプトモデルのようだ
この凄まじい迫力を見よ! 市販されればレクサスLMを超えるかもしれない……
この凄まじい迫力を見よ! 市販されればレクサスLMを超えるかもしれない……
現行モデルのビュイックGL8。オラオラ顔ではなく洗練されたデザインなのだが……
現行モデルのビュイックGL8。オラオラ顔ではなく洗練されたデザインなのだが……

 どこかで見たことある! と言わなくてもわかるほど、これはアルファードのパクリといっていいアメリカの自動車メーカー、GMのビュイックブランドのミニバンだ。

 これは中国専売モデル、ビュイックのフラッグシップミニバン、GR8のベースとしたBEV。現行モデルはアルファードに似てないが、アルファードの絶好調を受けてパクったのだろうか。まるで現行アルファードのデザインレンダリングのようだ。

 2列4人乗りと、明らかにレクサスLM、アルファードを意識しており、中国富裕層をターゲットにした超高級ミニバンということだが、まだコンセプトモデルで市販化は決まっていない。

こちらはLクラスミニバン敵なしの状態が続いている現行アルファード
こちらはLクラスミニバン敵なしの状態が続いている現行アルファード

■Voyahドリーマー/アルファードとガチンコ勝負!? 2列4人乗り超高級ミニバン

フロントマスクはトヨタエスクァイア、Aピラー以降はエルグランドというイメージ
フロントマスクはトヨタエスクァイア、Aピラー以降はエルグランドというイメージ
広州モーターショーで公開された新型ドリーマー。日本で発売すれば売れそうだ
広州モーターショーで公開された新型ドリーマー。日本で発売すれば売れそうだ

 日産自動車との中国合弁企業となる東風汽車が自社高級ブランドのVoyah(ヴォヤー)の第二弾として、高級ミニバン、新型ドリーマーを発表した。

 フロントマスクのオラオラ顔はトヨタエスクァイアそっくりだが、全体的なフォルムは、どことなく日産エルグランドに似ている。

 新型ドリーマーのボディサイズは全長5315×全幅1980×全高1810mmと、全長5300×全幅1970×全高1990mm(日本仕様)のグランエース級だが、全高は日本のエルグランドより5mm低い1810mm。

 パワートレインは、デュアルモーターを搭載するBEVで、超巨大な88kWh容量のバッテリーを搭載して、システム最高出力は693ps、最大トルクは1040Nmというまさに怪物。インテリアは2列4人乗りで、ロールスロイスのミニバンかと思わせる豪華さだ。

 この新型ドリーマー、ほんとに発売されるのか? となかば疑っていたのだが、なんと2022年初頭には発売されるそうだからこれまたビックリ。

 今後、中国ではアルファード、クラウンヴェルファイア、レクサスLM、シエナ、オデッセイに続けとばかりに、超高級セダンから超級ミニバンへの移行がどんどん進んでいきそうだ。

2021年4月に行われた上海モーターショーで公開された一汽トヨタのクラウンヴェルファイア
2021年4月に行われた上海モーターショーで公開された一汽トヨタのクラウンヴェルファイア
中国で販売されるLMは、2.5LハイブリッドのLM300hで4人乗りと7人乗りをラインナップし、7人乗りは116万6000元、4人乗りは146万6000元ということで、1元=16円で換算すると、それぞれ日本円で1865万6000円、2345万6000円
中国で販売されるLMは、2.5LハイブリッドのLM300hで4人乗りと7人乗りをラインナップし、7人乗りは116万6000元、4人乗りは146万6000元ということで、1元=16円で換算すると、それぞれ日本円で1865万6000円、2345万6000円
こちら2022年冬にデビュー予定の新型アルファードの予想CGイラスト(ベストカーが製作したもの)
こちら2022年冬にデビュー予定の新型アルファードの予想CGイラスト(ベストカーが製作したもの)

■ORAバレエキャット/VWビートルのぱくり車だがその完成度に驚く!

市販型がついに発表されたORAバレエキャット。ホームページを見るとバレエダンサーが出てくる
市販型がついに発表されたORAバレエキャット。ホームページを見るとバレエダンサーが出てくる
こちらは2019年7月に生産終了となったVWザ・ビートル
こちらは2019年7月に生産終了となったVWザ・ビートル

 まだ、ぱくり車があったんだと思わず笑ってしまったのがこのORAバレエキャット。このバレエキャットは長城汽車のEVブランド、ORAが製作したもの。

 2021年4月の上海モーターショーでVWビートルのパクリ車、パンクキャット(ヘッドライトはビートル6V仕様の丸いタイプ)を発表、続く8月の中国・成都モーターショーではバレエキャットのコンセプトモデルを初披露。そして、今回の広州モーターショーでバレエキャットの市販型を正式に発表したのだ。

 このバレエキャットは誰が見てもVWビートルのぱくり車だが、よーく見るとなんと4ドア。こんなぱくり車が市販されていいのかと疑いたくなるが、さすがにVWは正式に抗議したそう。しかし、長城汽車は欧州連合知的財産庁にちゃんとパテント登録して認可されたとか……。

少しずつデザインを変えているのがポイントか。4ドアというところがなんともニクイ
少しずつデザインを変えているのがポイントか。4ドアというところがなんともニクイ
VWザ・ビートル。巨大な横型のテールランプが特徴
VWザ・ビートル。巨大な横型のテールランプが特徴

 ORAはホンダeのぱくり車、ブラックキャットやポルシェ911やパナメーラに似たライトニングキャットも発表するなど、ぱくり車の常習犯である。

 バレエキャットの2トーンカラーをまとったボディは女性を意識しているといい、インテリアを含め、意外や意外、完成度が非常に高い。

 ボディサイズは全長4401×全幅1867×全高1633mm、ホイールベースは2750mm。ちなみに2019年7月に生産終了した本家VWザ・ビートルは全長4285×全幅1815×全高1495mm、ホイールベース2535mmとバレエキャットのほうがひと回り大きい。

 パワートレインはフロントに電気モーターが装着されたEVで、航続距離は400kmと500kmの2種類のバッテリーが用意されている。

 VWザ・ビートルが生産終了となった今、中国でヒットするかも!?

バレエキャットのコクピット。写真を見る限り完成度が高そう
バレエキャットのコクピット。写真を見る限り完成度が高そう

ぱくり車のオンパレード!? これを見ると衝撃を受けるかも!? ORAのホームページはこちら!

【画像ギャラリー】まだまだパクリ車は健在! 広州モーターショーで発表されたアッといわせた驚愕車たち(45枚)画像ギャラリー

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