■プラド来夏デビュー アルファードも THSの強化と内燃機関の進化
前振りが長くなってしまったが、トヨタはTHSのエンジン側を高効率化するとともに、ドライブフィールをより自然にするため、徹底的にエンジンの細部を磨き上げている。
それと同時に、モーターアシストを使わない純エンジン車の開発にも積極的。
ランクル300に搭載されるガソリン3.5L、V6ツインターボ(415ps/66.3kgm)とディーゼルの3.3L、V6ツインターボ(309ps/71.4kgm)などはその代表的なエンジンだし、ヤリスなどに搭載される直3 1.5Lなどもその成果。
さらにトヨタは水素燃焼で内燃機関の可能性を広げようとしている。来年にもフルモデルチェンジが計画される新型プラドには、前述の3.3Lディーゼルターボが搭載される計画だ。
新型ランクルプラド、今は注目が異様に高まっているランクル300の影に隠れているが、ラダーフレーム構造の継続採用などで悪路走破性はかなり高い。
ボディサイズは現行同等と予想され、日本の道での使いやすさならランクル300を上回る。
今後、注目が高まっていくはずだ。
■新たな上級ミニバン登場?? 車種整理を進めるホンダ
本年12月をもってレジェンドとオデッセイが生産を終了する。来年3月にはS660も生産を終了。
これより前の本年8月にはクラリティも生産終了をするホンダは、現在車種ラインナップを整理し、再構築の真っただ中にある。
オデッセイは月販1700台前後で推移しており、販売的に決して低迷しているとは言えない状況。
販売店からの要望としても、ステップワゴンより上級のミニバンが欲しいとの声が多く寄せられている。そのなかでオデッセイの生産終了が明らかになり、販売店からの反発は大きい。
当然ホンダもそれは承知しており、すでに販売店幹部には「オデッセイに代わる上級ミニバンを来年秋から冬に投入」との中期計画を伝えているという。
現行オデッセイは低床で、全高の低さにもかかわらず室内高は高く、使い勝手に優れるのだが、迫力不足が指摘されている。
そこで全高をオデッセイよりも高くして、フロントマスクの迫力を増した上級ミニバンを新たに投入することで、国内車種ラインナップを強化するという。
■マツダは内燃機関の可能性を追求
縦置き直6を搭載するラージアーキテクチャを新開発するマツダは、まずはフラッグシップサルーンを来年春に市場投入することを明らかにしている。
当然、プラットフォームを新開発する以上、横展開による商品ラインナップを緻密に計画しており、続いて2023年前半にはSUVのCX-5がFR系プラットフォームで新開発される計画。
さらに上級のプレミアムSUVも計画されており、これが3列シートで現在のCX-8の後継モデルとなるとともに、クーペSUVモデルも用意され、SUVラインナップをさらに強化する計画だ。
もちろんSKYACTIV-Xもあり、48Vマイルドハイブリッドが組み合わされる。
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