毎月200店以上の新車ディーラーを回って「生」の新車情報を届けてくれる遠藤徹氏。
長引く部品供給の遅れにより、人気車種を中心に新車納期がより一層伸びている今。しかしながら、そんな人気車種たちのフルモデルチェンジも続々と控えている。
遠藤氏が入手した2022年から2023年に登場予定のニューモデル情報や納期情報をお届け!!!
※本稿は2022年4月のものです
文/遠藤徹、予想CG/ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2022年5月10日号
■トヨタ 次期型プリウスは2023年初めに発売!?
トヨタはフルモデルチェンジする次期型プリウスを、2023年初めに発売する方向でスケジュール調整をしている模様です。
本来であれば今年末あたりに世代交代する予定でしたが、半導体を中心とした部品供給の遅れで、ほかのモデルも含めて販売スケジュールが全般的に先送りになっていることから、次期型プリウスも発売が遅れる可能性が高まっているようなのです。
次期型はキープコンセプトのフルモデルチェンジとなり、パワーユニットは現行モデルの1.8Lハイブリッドの改良バージョンを搭載する見込みです。性能面では、燃費のさらなる向上と最新機能を採用した先進運転支援システムのトヨタセーフティセンスを標準装備するなどして、さらなる進化を図るようです。
■トヨタ、次期型シエンタは今年8月上旬に投入か!?
前回、2023年初めのフルモデルチェンジに延期か? とお伝えした次期型シエンタですが、今年8月上旬に投入する方向でスケジュール調整をしているという情報が今回入ってきました。
その次期モデルは3列シート7人乗りと2列シート5人乗りの2仕様が設定されます。パワーユニットは新開発1.5L3気筒ガソリンNAと、同じ1.5Lのハイブリッドを搭載します。ハイブリッドはFF車だけでなく4WD車も設定し、商品ラインナップを強化します。
車両価格はハイブリッド車とガソリン車の価格差を30万円以内に圧縮することで、ハイブリッド車の販売構成比を従来の50%から80%以上に引き上げる方針です。
なお、現行モデルは特別仕様車を中心に継続生産していますが、ボディカラーはブラウンの設定を取りやめていて、6月いっぱいでオーダーストップとなる見通しです。
■トヨタ 次期型クラウンは7月の投入?? 複数のボティが存在か?
次期型クラウンは7月の発表、発売を目指してスケジュール調整をしているようです。
その次期モデルは、従来のFRレイアウトからFFレイアウトに変更されます。ボディタイプは、現行型では4ドアセダンのみでしたが、次期型は4ドアセダンのほか、ファストバックセダン、ステーションワゴンなどの開発も進めていて、このうち2つのボディタイプを最初に投入するものと思われます。
パワーユニットは2.5Lハイブリッドを中心に2.5LガソリンNAなどを搭載する見込みです。
なお、現行モデルは3月いっぱいでオーダーストップしていて、現在は購入がほとんどできない状況にあります。
■トヨタ 次期型アルファードは2023年中盤の投入へ!
トヨタは、アルファードを2023年中盤にフルモデルチェンジすることが濃厚になっています。
次期型のパワーユニットは2.5LのガソリンNA&ハイブリッドを搭載。ハイブリッドには従来の4WD車に加えて、2WD車も設定します。
3.5Lモデルは廃止となる可能性が高いですが、一部グレードは継続する可能性もあります。
姉妹車のヴェルファイアは廃止し、アルファードに一本化します。