青春のプレリュードとセリカが欲しい!! 1980年代のデートカーは今買える?

3代目プレリュード:1987年4月~1991年8月

量産乗用車として初めて機械式4WSを採用した3代目プレリュード。先代に引き続きデートカーとして人気を誇った
量産乗用車として初めて機械式4WSを採用した3代目プレリュード。先代に引き続きデートカーとして人気を誇った
当時のスペシャルティカーのコクピットデザインは凝っていた。写真は人気グレードのプレリュードXX
当時のスペシャルティカーのコクピットデザインは凝っていた。写真は人気グレードのプレリュードXX

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 もう中古車でしか手に入れることができないリトラクタブルヘッドライトを採用したクルマ。

 現在、1989年以降に登場した国産中古車は海外への流出によって価格が高騰しているが、そこで今回は50代のオジサンたちの若者時代に憧れた1980年代に登場したリトラクタブルヘッドライトを採用したデートカーをはじめとした国産車の最新の中古車相場について紹介する。

 まずは、なんといっても当時“デートカー”として圧倒的な人気を誇った3代目ホンダプレリュードだ。

 3代目プレリュードは1987年4月~1991年8月に販売された。外観デザインは大ヒットした2代目を継承し、プレリュードを象徴するロー&ワイドフォルムは、低く抑えた全高1295mmのまま、全長4460mm、全幅1695mmと従来のモデルに比較して拡大した超偏平エアロスタイルを採用。

 ボディの凹凸を極限まで削ぎ落した張りのある曲面構成は、サイドを精悍に引き締める低いベルトラインとの相乗効果により、フォルムの美しさを一段と強調している。

 インテリアは、極細ピラー採用によるワイドなガラスエリアとサンルーフ位置の前方レイアウトにより、優れた超広角視界を確保。

 また、大型センターコンソール付のラップラウンド形状のインストルメントパネルや、機能的なメーターレイアウトを採用するなど、コクピット全体をスポーティなイメージでトータルデザインしている。

 搭載されているエンジンは2L、直4で最上級グレードのSiには最高出力145psを発生する2L、直4DOHCを搭載していた。

 3代目プレリュードのトピックスは当時世界初の技術、舵角応動タイプの4輪操舵システム、ホンダ4WSや新世代の4輪ダブルウィッシュボーンサスを採用したことだ。

 女性にもてることに注目が集まったが、見た目だけでなく、走行性能でも十分高い実力を兼ね備えていたモデルだったのだ。

 3代目プレリュードは1991年に生産終了しているので、最終モデルでもすでに約29年が経過しているモデル。

 しかし、中古車は6台流通している。直近3ヵ月は約4~8台の幅で上下しているものの安定傾向となっている。

 流通している中古車の平均走行距離は3カ月前の約10万kmから現在は約8.9万kmに減少しているものの、中古車の平均価格は約106万円でこの3カ月の間横這いで推移しており、このあたりが底値といえるようだ。

 中古車の価格帯は約88万~約238万円で、価格応談が3台となっている。流通している中古車のグレードはほとんどが2.0Siだが、わずかに限定車のステイツも見つけることができる。

 走行距離が5万km未満になると中古車相場は200万円以上となるが、青春の甘酸っぱい思い出を100万円で手に入れられるというのはリーズナブルといえるだろう

ST160系セリカ:1985年8月~1989年8月

流面形と呼ばれた4代目セリカ。写真はセリカGT-R
流面形と呼ばれた4代目セリカ。写真はセリカGT-R
デジタルメーターを採用していたセリカGT-Rのコクピット
デジタルメーターを採用していたセリカGT-Rのコクピット

ST160系セリカの中古車情報はこちらをクリック!

 続いては、4代目ST160系セリカ。1985年8月~1989年8月にかけて販売された流面形と呼ばれた4代目セリカは駆動方式が従来のFRからFFへと変更されたのがポイント。

 翌年の1986年にWRCでも輝かしい歴史を残した4WD車のGT-FOURが追加されている。

 現在4代目セリカの中古車はわずか1台しか流通しておらず、248万円のGT-FOURだけとなっており、絶滅の危機に瀕している。

ST165セリカGT-FOURに搭載されるエンジンは185ps/24.5kgmを発生する2L、直4ターボで、1987年には映画『私をスキーに連れてって』に登場した
ST165セリカGT-FOURに搭載されるエンジンは185ps/24.5kgmを発生する2L、直4ターボで、1987年には映画『私をスキーに連れてって』に登場した

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