三菱の至宝 歴代ランエボの中古車が熱い!! 高騰確実だけどお買い得!??

ランエボは第二世代へ進化を遂げる

1996年8月に登場したランサーエボリューションIV。ボディサイズは全長4330×全幅1690×全高1415mm。4G63型2L、直4エンジンは280ps/36.0kgmへと進化。車重はGSRが1350kg。このモデルで280psに到達した
1996年8月に登場したランサーエボリューションIV。ボディサイズは全長4330×全幅1690×全高1415mm。4G63型2L、直4エンジンは280ps/36.0kgmへと進化。車重はGSRが1350kg。このモデルで280psに到達した

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 ランサーエボリューションのベースとなる三菱ランサーが1995年にフルモデルチェンジされたことで、エボリューションのほうも新型ランサーをベースとする第2世代へと進化した。

 1996年8月に第2世代の尖兵として登場したのがランサーエボリューションIV。左右後輪への駆動力を変化させて旋回性を向上させるアクティブ・ヨー・コントロール(AYC)を採用し、エンジンはブースト圧のアップなどにより当時の自主規制値いっぱいの280psに。

 だがそんなランエボIVの中古車流通量も今となっては激少で、全国で4台ほどが流通しているのみ。価格は140万~200万円といったところだ。

1998年1月に登場したランサーエボリューションV。ボディサイズは全長4350×全幅1770×全高1415mm。4G63型2L、直4ターボは280ps/38.0kgmを発生。車重はGSRが1360kg
1998年1月に登場したランサーエボリューションV。ボディサイズは全長4350×全幅1770×全高1415mm。4G63型2L、直4ターボは280ps/38.0kgmを発生。車重はGSRが1360kg

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 だが往年の三菱ランサーエボリューションの数もVおよびVI世代になると(若干だが)増加してくる。

 「V次元の、瞬発力」というイカしたキャッチコピーを伴って1998年1月に発売されたエボリューションVは、全幅1770mmのワイドボディを初めて採用し、同時にブレーキとタイヤの容量も増強。

 4G63型エンジンの最高出力はエボIVと同じ280psだが、最大トルクのほうは2kgm向上して38.0kgmとなっている。

 そんなランエボVの中古車は2020年11月現在、全国で7台ほどが流通中。メインとなる価格帯は200万~300万円といったところだが、カスタマイズとメンテナンスが念入りに行われた個体は350万円以上となるケースも希にあるようだ。

1999年1月に登場したランサーエボリューションVI。ボディサイズは全長4350×全幅1770×全高1415mm。4G63型2L、直4ターボは280ps/38.0kgmを発生。車重はGSRが1360kg
1999年1月に登場したランサーエボリューションVI。ボディサイズは全長4350×全幅1770×全高1415mm。4G63型2L、直4ターボは280ps/38.0kgmを発生。車重はGSRが1360kg

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 ランサーエボリューションVIは現在11台ほどの中古車が流通しており、そのうち8台がエボVIのGSR。

 すなわち1999年1月に発売され、空気抵抗や冷却性能などの改善のためナンバープレート位置が中央から左側となり、リアウイングが2段化された世代だ。

 こちらエボVIの現在の相場は170万~300万円といったところだが、中心となるのは240万~300万円ぐらいのゾーン。

2000年1月に登場したランサーエボリューションVIトミ・マキネンエディション。マキネンの4年連続ドライバーズチャンピオンを記念して発売。4G63型2L、直4ターボエンジンは280ps/38.0kgm
2000年1月に登場したランサーエボリューションVIトミ・マキネンエディション。マキネンの4年連続ドライバーズチャンピオンを記念して発売。4G63型2L、直4ターボエンジンは280ps/38.0kgm

ランエボVIトミ・マキネンエディションの中古車情報はこちら!

 だが俗に「ランエボ6.5」とも呼ばれるランサーエボリューションVIトミ・マキネンエディションはさすがに希少で、2020年11月現在の流通量は全国で4台ほど。走行20万kmを超えている個体は車両約200万円だが、走行2.5万kmの禁煙車には約660万円もの高値が付いている。

 このトミ・マキネンエディションは、当時三菱のWRCワークスドライバーだったトミ・マキネンの4年連続ドライバーズチャンピオン獲得を記念して作られた特別仕様車。

 フロントバンパー形状を変更するとともに、従来型より10mmダウンしたターマック(舗装路)仕様サスペンションと、ストラットタワーバーを採用。エンジンも、GSRでは中低速トルクとレスポンスの向上が図られ、マフラーエンドも楕円から真円の大口径へと変更されている。

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