新型フェアレディZプロトスペック限定240台、ウェブサイト受注分の応募が3月24日15時に締め切られた。
メールマガジン登録に登録したユーザーのみが応募できるシステムになっており、4月18日頃に当選者に連絡が行くことになっている。価格は既報の通り、696万6300円。
日産関係者に現在の応募状況を聞いてみたが、応募総数は1万人以上とのこと。当選確率はわずか2.4%……。カタログモデルの受注も殺到しそうなので、早く欲しい人はもう日産ディーラーに急いだほうがいいかもしれない。
ここでは、新型フェアレディZに関する、いまわかっているすべての情報をお届けしよう。
文/遠藤徹、写真/NISSAN
■「プロトスペック」の当選確率は2.4%! カタログモデルにも受注殺到の予感
240台のプロトスペックの当選者発表は4月18日(月)頃に応募者に連絡がいくようになっている。
量産用のカタログモデルは4月25日に発表、6月下旬に発売になるが、正式受注の受付は6月中旬以降になりそうだ。
4月8日には新型フェアレディZについて日産から販売店向けのオンラインでの商品説明会を実施し、以降既納ユーザーを中心にティザーキャンペーンをスタートさせている。
従来だと横浜の本社に傘下販売店の営業関係者を招き、実車を披露しながら、商品&販売方針の説明会を実施するのが恒例になっているが、今回はコロナ禍のため、オンラインでの説明会となった。
プロトスペックの車両本体価格は6MT、9速ATとも696万6300円。ボディカラーはボディパネルがイカズチイエロー、ルーフがスーパーブラックの2トーンのみ、本革シート仕様で内装色はブラックとなっている。
パワーユニットは3リッターV6ツインターボの「VR30DDTT型」を搭載。駆動方式は2WD。スカイラインターボ車と同じだが、改良を加えて進化させている。
性能は最高出力405ps/6400rpm、最大トルク48.4kgm/1600~5600rpmを発揮。従来の3.7リッターNAより排気量は縮小されるが、最高出力は20%、最大トルクは30%アップする。
スカイラインターボは304ps/6400rpm、40.8kgm/1600~5200rpmであるから101psも最高出力を向上させている。
使用燃料は無鉛プレミアムで従来モデルと同じだが、ガソリンタンクは72リッターから62リッターに縮小している。サスペンションは前ダブルウイッシュボーン式、後マルチリンク式は変更ない。
トランスミッションの6速MTは同じだが、ATは7速から9速化によって40%も変則比の幅が広がり、クロスレシオ化。油圧制御とアクチュエータの改善によって応答性は従来モデルよりも5倍も速くなっている。
ボディ剛性は車体のねじりで5%、回頭性15%、ハッチゲートは23.8%もアップしている。シートは2人乗りの2座席のみ。トランクルームはゴルフバッグ1個が格納可能。
コメント
コメントの使い方