次期型の噂も聞こえてきた大人気ミニバン!! モデル末期でアルファードの値引きは拡大するのか?

次期型の噂も聞こえてきた大人気ミニバン!! モデル末期でアルファードの値引きは拡大するのか?

 2021年の乗用車ブランド通称名順位で、年間販売台数が第4位と非常に好調だったアルファード。2022年も勢いは健在で、1月~2月と4,500台以上を販売し、年度末の3月には、9,587台(前年比68.5%)を達成した。

 2015年1月に登場し、既に丸7年が経過した3代目は、モデルライフが末期に近づいている。フルモデルチェンジの話題も出る中で、値引き拡大などはあるのだろうか。最新の、アルファード販売事情を取材した。

文/佐々木 亘、写真/TOYOTA、ベストカー編集部

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■4月27日に小規模改良! まだまだ売る気は満々の様子

2022年4月に登場したアルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD III”
2022年4月に登場したアルファード特別仕様車 S“TYPE GOLD III”

 3月末から、約1か月間のオーダーストップがかかっていたアルファード。理由は、一部改良を行うためだ。

 4月27日に行われた一部改良では、騒音法規への対応に加えて、特別仕様車SタイプゴールドIIIを設定。ブラインドスポットモニターとリアクロストラフィックアラートの標準装備化と、メーターリング加飾の追加、シート表皮が改められている。

 価格は約5万円程度のアップだが、装備内容を考えると、ほぼ据え置きに近い。購入ユーザーにとっては、予算はそのままで、装備の充実を図ることができ、嬉しい改良と言えるだろう。

 モデルライフの中で1度マイナーチェンジを行い、複数回にわたる一部改良を受けてきたアルファード。今回の一部改良がフルモデルチェンジ前、最後の改良となる模様だが、隙なしと見られた商品力をさらに強化し、販売に弾みをつけていくようだ。

■長い納期は相変わらず、それでも年内納車ができるだけマシ

 新型モデルが軒並み1年以上の納期となる中、アルファードの納期は約4~5か月と、幾分か短い。改良後の新型モデルは5月9日から生産開始となり、今注文すると9月~10月頃にクルマが届く状況だ。

 ここ数年、安定した販売実績を誇り、その生産台数も高いレベルで安定しているため、人気の割には長納期とならないのがアルファードの良いところ。

 さらに市場の人気も未だ高く、中古車市場でもアルファードがフル回転している様子だ。供給過多による値崩れを起こす気配は、今のところなく、中古車価格も安定している。

 中古車価格の安定が幸いし、各トヨタ販売店が力を入れる残価設定ローンで適用される残価率が、アルファードは極めて高いのだ。

 3年後の残存価値は車両本体価格の65%、5年残価は55%となる。この数字は新型ノア・ヴォクシーよりも高く、ランドクルーザーに匹敵するものだ。(残価率は販売店ごとに設定されるもので、本稿で示したものと販売店が提示する値は異なる場合がある点に注意いただきたい。残価率の数字は筆者調べ)

 新車納期が比較的短く、また残価設定ローンを使って売りやすいアルファードは、現在のトヨタ販売店を大きく支える車種だ。営業マンの販売活動にも力が入る。

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