RX-7 GT-R シルビア…ネオクラシック系オーナー10人が本音を激白!!「正直ココがしんどい でも幸せ」

RX-7 GT-R シルビア…ネオクラシック系オーナー10人が本音を激白!!「正直ココがしんどい でも幸せ」

 ハイブリッドやEVが主流を占めつつある今のクルマ社会にあって、旧車オーナーの方々は、どんな思いで乗っているのだろうか?

 そこで、今回は1990年代~2000年前後のネオクラシックカーオーナー10人に本音を聞いてみた!

文/松村透
写真/ネオクラシック系オーナーのみなさん
※この情報は2022年12月25日現在のものです

■1.日産スカイラインGT-R(R32)編

福田光慶さんが所有する1991年式日産スカイラインGT-R
福田光慶さんが所有する1991年式日産スカイラインGT-R

 旧車およびネオクラシックカーをざっくりひとくくりにすると「古いクルマ」となる。たしかに、現行モデルを所有するオーナーからすれば「最新モデルではなく、なんでわざわざ古いクルマに乗るの?」という感覚かもしれない。

 それは事実である一方で、「単に古いだけのクルマ」だとしたら・・・、ここまで人気が過熱することはないだろう。

 さまざまな要因はあるだろうが、つまり「魅力的だから人気がある」ということは断言して間違いなさそうだ。

 では、実際にこの年代のクルマを所有するオーナーはどのような経緯で現在の愛車を手に入れ、どのようなカーライフを送っているのだろうか?

 今回、1990年代〜2000年前後のネオクラシックカーオーナーの10人の方にご協力いただき、「正直ココがしんどい部分(でも幸せ! )」な部分にスポットを当てつつ、ひと昔前のクルマの魅力と本音について徹底取材。まずはR32GT-Rオーナーから紹介していこう。


お名前:福田光慶さん
ご年齢:25歳
愛車:1991年式日産スカイラインGT-R(R32)
購入時期:2019年
所有年数:3年
現在の走行距離:約20万km
年間の走行距離:約2000km
購入時の金額:内緒です(笑)


Q1.手に入れようと思ったきっかけは?
A1.日産を代表するクルマのひとつだからです

Q2.ズバリ「正直ココがしんどい」ことは何ですか?
A2.問題なく走るんですが、細かいところに目をやると、修理したい部分がチラホラあります。懐事情を考えながら、どうするか悩んでいる時がしんどいです

Q3.純正部品の入手に苦労していますか?
A3.苦労はしていますが、幸いにも人気車種であり、部品によっては日産が純正部品をまだ出してくれていたり、オークションサイトに純正中古がいくらかあったり・・・と、なんとか入手できる状態です

Q4.純正部品で欠品のものを教えてください
A4.無いものは多いですが、前述の通り、基本的にオークションサイトを漁れば純正中古を見つけられる状態ですので、特に無いかなと。

Q5.○○○が変われば少しでもラクになれるのに・・・と思うことはありますか?
A5.部品がもっと安価で手に入るようになればなぁ〜と思いますね・・・。各パーツ、入手はできても基本的に高価なため、修理で貯金が吹き飛んでしまうのがどうにかならないかなぁと。R32GT-Rの持病ともいえるサイドシル、リアクォーターの交換費用がすごく高いのです

Q6.それでもやっぱり手に入れて良かったことはなんですか?
A6.モノづくりに関わる仕事をしているので、自身のモチベーションアップになります。「自分もこのGT-RのようにMade in Japanのプレゼンスを高められる製品を生み出したい」という気持ちにさせられます

Q7.これから手に入れたいという方へメッセージを
A7.私と同じ若い世代はぜひ「壊れにくい新しいクルマ」or「壊れてもいいクルマ」を手に入れて、いろんなところに出掛けて、ガンガン遊び倒すことをオススメします!(本心です・笑)

ステアリング、シフトノブ、シートもオリジナルだという
ステアリング、シフトノブ、シートもオリジナルだという
31年、20万キロ走破したとは思えないほどきれいなエンジンルームだ
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