■取材を終えて……
今回の取材で印象的だったのは、SUVのリアシートの在り方についてである。ステルヴィオもX3も、車体サイズは大きく、スペース的には後席の居住性に不満はまったくない。
しかし、両車ともに後席の、特に座面クッションが薄く、硬く、座り心地がよくない点を水野さんは後席に乗り込むやいなや指摘したのだった。
水野さんの見解では、後席を前倒させて荷室とした際に、フロアがなるべくフラットになるようにすると、座面クッションを薄くせざるを得ないのだろう、ということ。
本来、後席に座る人のことを考えれば、シートはとても重要なものである。まずは乗員の快適性、安全性をしっかりと確保した上で荷室の使い勝手も高めていく工夫をしてほしいということを取材中、水野さんが強く訴えていた。
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