■矛盾の生じたグレード設定に注意
新型アウトランダーを買う時に注意したいのはグレード選びだ。
Gの7人乗り(499万6200円)に、本革シートなどのセット(25万3000円)、ヘッドアップディスプレイ(7万7000円)、BOSEプレミアムサウンドシステム(10万4500円)をオプション装着すると、合計金額が543万700円になり、これらの装備をすべて標準装着するP(532万700円)の価格を上まわってしまう。
Pの価格に対して、オプション価格が高すぎるために、このような矛盾の伴う価格の逆転現象が生じた。ユーザーを戸惑わせるため、良心的な価格設定とはいえない。
従ってGに本革シートのセットオプションを装着するなら、7万1500円を加えて、Pにグレードアップした方が割安だ。その方が数年後の売却額でも有利になる。受注台数のグレード構成比も、Pが76%を占める。
従って推奨グレードも、高価格ではあるがPになる。予算が超過しそうな時は、Gの5人乗り(7人乗りに比べて9万1300円安い)を選び、なるべくオプションは装着しないようにする。
なお販売店によると「納期は2022年2月上旬に注文を入れた場合で、6月から7月頃になる」という。前述の通り人気車だから、購入を予定しているなら、商談は早めに開始したい。新型アウトランダーは優れた商品だが、以上のような注意点もある。
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