長年にわたって日産のコンパクトカーとして役割を果たしてきたマーチだが、登場40周年となった2022年に販売を終了。マイクラとして販売されていた欧州でも2023年に販売終了。あれから2年、新型マイクラがアンベイルされた。いや、デザインめっちゃ良いってマジ!!
文:ベストカーWeb編集部・写真:日産
【画像ギャラリー】じっくり見てもデザイン良すぎ!! 新型マイクラとルノー・サンクを見比べて!!(6枚)画像ギャラリーオシャかっこいいデザイン超良い!!
2022年、日産の歴史にひとつのピリオドが打たれた。1982年から、コンパクトカーの役割を担ってきたマーチ(欧州名:マイクラ)が、販売を終了したのである。
厳密にいうと欧州では5代目が展開されていたが、日本市場では4代目が継続販売されており、結果としては5代目が導入されることなく姿を消している。また、5代目の生産・販売がされていた欧州でも、2023年をもって販売を終了した。
あれから数年の月日は経ち、2025年欧州でマイクラの名前がカムバックする。パワートレインはズバリ電気。コンパクトBEVとして、新たな歴史をスタートさせるのだ。
最大の見どころは、ロンドンの日産デザインヨーロッパでデザインされた、愛くるしさとスタイリッシュさを融合させたデザイン。これはマーチらしさをしかり理解しつつ、プラットフォーム共用の制約を跳ね除けた歴史的デザインになるだろう。
実物をみた編集担当によればその姿はまさに和製ミニクーパーとも言えるものだったという。どっしりとした車幅もマーチの走りをイメージさせるし、やっぱり日産なんだからちょっと元気な部分がないとね!!
日本市場へはe-POWER版のマーチとしてどうよ!?
リリースには2025年の間に欧州圏内で販売を開始する予定との記載。現時点でマーチとして日本市場での展開は明かされていない。
確かに日産の経営状況を考慮すると、BEVモデルのみということから爆発的なヒットも期待できないため非常にリスキーだ。だけれど、この革新的なデザインに興味を持つ人はきっと多くいるはずだ。日本に導入しないのは勿体ないのでは!?
ならば!! e-POWERモデルではどうだろうか。それこそ現行ノート/ノートオーラに搭載されている第2世代e-POWERを載せたら、購入のハードルはグッと下がる。若い世代、家族世代にもグッときちゃうんじゃないだろうか。
まあそんな簡単なハナシじゃないんだよ、って声もわかるのだけど、このデザインをBEVだけに閉じ込めておくのはもう罪なんじゃないのかってほどいいデザインだ。
ちなみにイギリス向けモデルもあるだろうから右ハンドル仕様の設定も考慮済み。こりゃもう、日本導入に向けての体制は整っているともいえる。
マーチはプラットフォームやエンジンの新開発など、「コンパクトカー=安くて粗末なクルマ」という一般論を払拭して、高い評価を得た過去がある。
次第に元気を失い、カタログからも姿を消してしまったが、復活が決まったイマ、もう一度起爆剤になれるのではないか。そして、愛くるしいデザインには、日産を再建する上での可能性を秘めているようにすら感じる。
脚光を浴びて、輝いていた時の栄光を。もう一度見せてくれ、マーチという名前で。
【画像ギャラリー】じっくり見てもデザイン良すぎ!! 新型マイクラとルノー・サンクを見比べて!!(6枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方なんだ、今度はマツダ ベリーサのパクリか。
プラットホームがルノー5のEVじゃ全幅は1800mm。はっきり言ってマーチの車格じゃない。日産に欲しいのはデイズとノートの間を埋める車種。幅は多少ナローにするとしても価格が200万越えでは他社との競合にもならない。圧倒的なデザインセンスがあればプレミアム路線で売れる・・・わけはないか。
本当にマーチが復活するとしてもマイクラに統一されそうだろう
もし国内販売が実現したら、光岡ビュウドもマーチベースに戻すべきだな
EVとしてマーチを販売しても販売は精々1000台/月かと思いますが、e-POWERやエンジン単体モデルを設定すれば3000~6000台/月は見込めるのではないかと思います。
エンジンルームやフロアを専用設計にしても採算は取れるかと思います。