ランエボIV インプレッサWRX STiなどが対象! 25年ルール対象車2021


■スバル 初代インプレッサWRX STiバージョンIII(1996年9月登場)

 ランエボIVの登場に呼応するように、インプレッサWRX STiもこの年バージョンIIIに移行した(全長4340×全幅1690×全高1405mm、ホイールベース2520mm、280ps/35.0kgm)。

 バージョンIIIは見た目こそバージョンIIからそれほど変わっていないが、前述のビッグマイナーチェンジされた2代目レガシィ同様にエンジンは280psにパワーアップされたのをはじめ(こちらは2代目レガシィのシーケンシャルツインターボに対し、シングルターボ)、フロントブレーキキャリパーの対向4ピストン化、トランスミッションの強化、競技ベースのRAではインタークーラースプレーにオートモードが加わるなどし、戦闘力を高めた。

この時に加わったクーペのタイプRは1997年からのWRカーのベースとなった
競技ベースとなるRAは空気を取り入れるルーフベンチレーションを装着している

 なお、このあとランエボがVでワイドボディ化やブレンボブレーキの採用などにより劇的に戦闘力を高めたこともあり、初代インプレッサWRX STiも改良を重ねたものの、基本設計の古さもあり、速さではランエボに見劣りするようになった。

 という意味ではバージョンIIIは初代インプレッサWRX STiの頂点となる存在ともいえるかもしれない。

 1996年式というよりバージョンIIIの中古車は原稿執筆時点で1台しか流通しておらず(走行5万5000kmということもあり、1997年式で268万円)、1996年式のバージョンIIIはもう輸出されてしまったのかもしれない。

 バージョンIV以降の価格は70万~480万円と幅広く、コンディション次第という印象だ。なお、バージョンIIIと同時に加わった2ドアのタイプRの中古車は348万円からと、やはり高い。

●編集部コメント…低速トルクの薄さが目立ったが、その分高回転域のパンチ力はエボⅣより上でした。

■三菱 8代目ギャラン&レグナムVR-4(1996年9月登場)

 8代目ギャランは量産車では世界初となる直噴GDIエンジンを搭載したことが大きな話題となったモデルで、レグナムはレガシィツーリングワゴンに対抗するべく、この時に加わった8代目ギャランのステーションワゴンである(全長4710×全幅1740×全高1450mm、ホイールベース2635mm、280ps/37.0kgm、レグナムVR-4)。

 8代目ギャラン&レグナムのトップグレードとなったのがVR-4だ。

 V6の2.5Lツインターボを搭載したこのVR-4もハイテク満載というのは歴代VR-4と同様で、リアデフはランエボIVで登場したAYCだったし、AT車には当時ほとんど普及していなかった横滑り防止装置ASCを搭載するなどしていた。

三菱 8代目ギャランVR-4…ギャランは7代目モデルから3ナンバー幅だ
レグナムVR-4…V6、2.5Lターボは当時のレガシィに対する大きなアドバンテージだったが、やはりレガシィの牙城は厚かった

 ただ、レガシィを上回るスペックを持っていたギャラン&レグナムVR-4だったが、ブランド力などが原因だったのか、レガシィに及ばなかったのも事実だ。

 中古車は原稿執筆時点ではどちらも1996年式は流通しておらず、価格は5台流通していたギャランが48万~198万円、6台流通していたレグナムが50万~179万円と、それほど変わらず、MT車のほうが高い傾向だ。

●編集部コメント…ランエボIVに隠れがちだったが、VR-4の戦闘力はFRのチェイサーツアラーVをも凌駕していたかも。上質感も兼ね備えていいクルマでした。

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