ランエボIV インプレッサWRX STiなどが対象! 25年ルール対象車2021


■トヨタ 8代目マークII&6代目チェイサー ツアラーV(1996年9月登場)

 100系のマークII 3兄弟はプラットフォームこそ先代の90系と共通だったが、中核となるマークII、スポーティなチェイサー、セダンらしいクレスタという3兄弟の棲み分けがより進められたモデルだった(チェイサーツアラーV=全長4715×全幅1755×全高1400mm、ホイールベース2730mm、280ps/38.5kgm)。

 90系からツアラーというグレード名になったスポーツモデルは、100系(クレスタはルラーン)では2.5L直6のNAとターボだった90系に対し、2.5L NAも加わった。

 特にツアラー系のトップモデルとなるツアラーVは、エンジンがツインターボからシングルターボ+VVT-i(可変バルブタイミング機構)となり、高回転域でのパンチは薄れた代わりに低中回転域のトルクが太く扱いやすい性格となった。また、ツアラーVは90系同様に5速MTも設定されたこともあり、ドリフトのベース車などとしていまだに大人気だ。

6代目チェイサーツアラーV前期型。100系チェイサーの前期と後期の違いはテールランプの中身など、細部がほとんどだ

 1996年式の中古車は原稿執筆時点でマークIIが6台流通しており、AT(3台)が140万~185万円、ATからの換装を含むMT(3台)が280万~360万円、チェイサーはコンディションの差もあるが、マークIIより若干高い傾向だ。なお、2.5Lターボを搭載したクレスタのルラーンGにはMT設定がなかったが、MT換装車が2台流通しており、230万円と250万円だった。

 いずれにしても100系ツアラーV、特にMT車はすでに手が出にくいクルマになっているが、25年ルールによりさらに中古車価格が上がるのは間違いなさそうだ。

8代目マークIIツアラーV…エクステリアの前期と後期の違いはフロントマスクのシャープさやテールランプの形状など、チェイサーよりマークIIのほうが大きい。ツアラーVの純正MT+サンルーフは中古車市場では以前から宝物のような存在だ

●編集部コメント…とにかく1JZ-GTEエンジンは音がよかった。さすがはヤマハ製! チェイサーだけオーバーハングが短いのも渋い。

■ホンダ 5代目プレリュード(1996年11月登場)

 5代目プレリュードは落ち着いたスタイルを持つなど、ミドルクラスのクーペとして珍しく大人をターゲットにしたモデル(全長4520×全幅1750×全高1315mm、ホイールベース2585mm、220ps/22.5kgm、SiRタイプS)で、技術的には三菱のAYC同様の左右駆動力配分機構であるATTSをトップグレードのタイプSに搭載したことが話題となった。

 1996年式の中古車は原稿執筆時点で4台が流通しており、3台あったSiRはATだったこともあり58万~72万円と比較的安いが、1台あったタイプSは専用チューンされた220psエンジンを搭載するMT車ということもあり、118万円だ。

乗るといいクルマだった5代目プレリュードだったが、このモデルを最後にインテグラと統合されることになる

 なお、1997年式以降のプレリュードもAT車は最高額で100万円と比較的安いが、MT車は希少かつVTECエンジンを濃厚に味わえるという魅力もあり、90万~236万円と年式を考えると高い。

●編集部コメント…個人的にはあの縦目が4代目よりマイナスポイント。

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