新型レクサスLX降臨!! F SPORTもあり 日本発売はいつ? 価格は?

■豪華仕様「VIP」グレードと走破性重視「F SPORT」グレードを新規設定

3列7人乗り仕様のインテリア
3列7人乗り仕様のインテリア
悪路を走る想定のうえで、LSやセンチュリーのような快適さを目指すという野心的なグレードの「VIP」は2列シート4人乗り仕様。サンフレアブラウンのレザーシートの質感も高い
悪路を走る想定のうえで、LSやセンチュリーのような快適さを目指すという野心的なグレードの「VIP」は2列シート4人乗り仕様。サンフレアブラウンのレザーシートの質感も高い
ランドクルーザー300にラインナップしているGR SPORTにあたるのがこのF SPORT。こちらはメッキフレームのあるスピンドルグリルを採用
ランドクルーザー300にラインナップしているGR SPORTにあたるのがこのF SPORT。こちらはメッキフレームのあるスピンドルグリルを採用

 今回のフルモデルチェンジの目玉の一つとして、これまでの実質1グレード構成から、後席居住性重視、独立4座シート豪華仕様の「VIP」グレードと、日本国内専用仕様の走破性重視グレード「F SPORT」の2つが新規設定された。

 VIPは独立4シーターで後席の居住性を最優先させた、「オフロードでのセンチュリー」とでもいえる仕様。専用の読書灯、オーディオシステムが準備され、極地での仕様も勘案して後席専用のエアコン吹き出し口や温風エアカーテンを装備。

 USBやDC電源、HDMI端子、ヘッドフォンジャックなども揃え、オフロードでも快適な乗り心地とくつろぎを提供する。

 リアコントロールパネル内のリラックスモードボタンをワンプッシュするだけで、助手席が前方に移動し、ヘッドレストとリヤシートディスプレイが倒され、助手席後ろからオットマンが展開。

 そして最大で48度(!)のリクライニングが可能となり、レッグスペースが最大1000mm、なんと1m分も確保されるというレクサスならではの「おもてなし」。また新素材・新形状のシートで悪路での乗り心地の良さを確保している。

身長180cmを超えるように見えるこのモデルが完全に足を伸ばしてもまだ余裕のある車内
身長180cmを超えるように見えるこのモデルが完全に足を伸ばしてもまだ余裕のある車内

■ボディサイズは先代からわずかに大きくなったが車重は200kg減か

 ボディサイズなどの詳細なスペックは今回発表されなかったが、黄金比とされるホイールベース2850mm、アプローチアングル・デパーチャーアングル・ランプブレークオーバーアングルなどの対地障害角44度、最大安定傾斜角44度、登坂能力45度、最大渡河性能700mmは新型ランクルや先代同様。

 先代LX570が全長5065mm、全幅1980mm、全高1910mmでランクル200系よりそれぞれ+115/10/40mmだったこと、ランクル300系(ZX)が全長4985mm、全幅1980mm、全高1925mmであることを考えると、新型LXはおそらく全長5100mm、全幅1980mm、全高1940mm前後となるのではないかと思われる。車重は2500kgを若干上回るだろう。

■標準仕様のスピンドルグリルはメッキフレームがなくなりすっきりとした印象

先代LX570よりもかなりスッキリしたデザインになった新型LX600
先代LX570よりもかなりスッキリしたデザインになった新型LX600

 今回のLXのデザインは、ややマッチョな先代とは異なり、より優雅かつ繊細ですっきりとしたものになった。また新型ランクルとの差別化も図られているが、側面から見るとやや似ている。

 細かく見ていこう。ブランドを象徴する水平基調のスピンドルグリルは、真ん中にスリットが入ったメタリックな横に長いバーが7組積み重ねられて立体的にフレームレスのグリルを構成するという非常に凝った滑らかなデザイン。ワイドかつ堂々とした存在感を主張する。

フレームレスのフロントグリルはオラオラ顔といっていいのか迷うほど上質な印象
フレームレスのフロントグリルはオラオラ顔といっていいのか迷うほど上質な印象
先代レクサスLX570。こうした新旧比べてみると、新型のヘッドライト下の開口部が大きいことがわかる
先代レクサスLX570。こうした新旧比べてみると、新型のヘッドライト下の開口部が大きいことがわかる
グリル回りの造りのよさはさすがレクサス
グリル回りの造りのよさはさすがレクサス

 またヘッドランプは、レクサスお約束のL字型のクリアランスランプが視覚的な奥行きのある、より立体感のあるものへと変更され、高級感を引き立てている。

インナーレンズが二重化され、奥行きと高級感のある3連LEDライトとL字型のクリアランスランプ
インナーレンズが二重化され、奥行きと高級感のある3連LEDライトとL字型のクリアランスランプ

 サイドビューはいかにも堅牢そう。ボディ最後端のDピラーはレクサス独特のウエッジシェイプでくびれの位置が高いところにあり、視覚的な流麗感を強調している。

 高い位置までプレスされたボクシーなホイールアーチは、300系ランクルによく似ているが、フロント部分含めよりアグレッシブに見える。

横から見るとホイールアーチのプレスの部分が300系ランクルと兄弟車であることを思い起こさせる
横から見るとホイールアーチのプレスの部分が300系ランクルと兄弟車であることを思い起こさせる
Lのバッジではなく「LEXUS」の5文字のロゴが次世代レクサスであることをさりげなく付く
Lのバッジではなく「LEXUS」の5文字のロゴが次世代レクサスであることをさりげなく付く

 リアビューはお約束のL字形状のテールランプに加え、ボディ左右に一直線に伸びるLEDランプがサイドボディの水平なアクセントラインと一体感をもってデザインされている。Lのバッジではなく、LEXUSと5文字のロゴが入った。

 タイヤ、ホイールはレクサスで最大の22インチ鍛造アルミホイールが新規設定された。18インチ、20インチも設定される模様。

研磨されて立体感がさらに引き立つ、レクサス史上最大の22インチホイールも今回初採用となった、18・20インチも用意される
研磨されて立体感がさらに引き立つ、レクサス史上最大の22インチホイールも今回初採用となった、18・20インチも用意される

次ページは : ■「本格オフロード車=無骨なインテリア」という考えはLX600には当てはまらない

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