ええ!! ドアパンチ経験者3割!? 当て逃げは2割も!! ユーザー調査で分かった自動車盗難の実態と対策

■8割以上のドライバーが当て逃げやドアパンチに対して不安と回答

調査結果では実際にドアパンチや当て逃げといった被害が多いことがわかる
調査結果では実際にドアパンチや当て逃げといった被害が多いことがわかる

 パイオニアが車を保有する男女1200 名を対象に行った「ドライブレコーダーの利用状況に関する調査」では、実際にユーザーが受けた被害や不安についても質問を行っている。

 なんと全体の2.3%は過去に車両盗難の被害にあったことがあるという。駐車中のトラブルに対する不安に関する質問では、回答者の82.7%が当て逃げやドアパンチに対して不安を、72.2%が車上荒らしに対して不安を感じていることが明らかになった。

 実際にドアパンチは31.5%ものユーザーが被害にあっており、当て逃げも20.9%と想像以上に多かった。

自動車ユーザーの盗難に対する不安の調査結果。盗難よりもドアパンチや当て逃げに対する不安が大きい
自動車ユーザーの盗難に対する不安の調査結果。盗難よりもドアパンチや当て逃げに対する不安が大きい

■効果があると感じる対策は

対策として盗難車両の位置情報やアラート機能、盗難通知機能が上位に来ている。ドライブレコーダーに加えて盗難防止機能のあるアイテムが求められている
対策として盗難車両の位置情報やアラート機能、盗難通知機能が上位に来ている。ドライブレコーダーに加えて盗難防止機能のあるアイテムが求められている

 盗難されやすい車両のドライバーからは「GPS 機能」や「モニタリング機能」への要望が多いという。

 車両盗難や車上荒らしに対してどのような対策が効果があるかについての質問では、「位置情報がすぐに分かる」との回答が48.6%と最も多く、「音声によるアラート」、「異常を検知した際の通知」が続いて求められている。

 ドライブレコーダーだけでなく、こういった機能を持つアイテムへの需要が高まっているといえそうだ。

クルマを離れていても、車内の様子をモニタリングできれば安心だ。ドライブレコーダーならば記録が可能だが、モニタリングするためには通信機能を持ったカメラが必要になりそうだ
クルマを離れていても、車内の様子をモニタリングできれば安心だ。ドライブレコーダーならば記録が可能だが、モニタリングするためには通信機能を持ったカメラが必要になりそうだ

 また、ドライバーの中で実際にGPS 機能を使った対策をしている割合は、一般車両保有者の8.0%という結果に対し、盗難されやすい車両の保有者は、13.4%が対策しているという結果になった。

 さらに盗難されやすい車両の保有者のうち、66.6%が「車内の様子をモニタリングできると安心である」と回答。一般車両保有者は59.5%となり、盗難されやすい車のドライバーの方がより強く位置情報の把握や、モニタリング機能を求めていることがわかる。

■パイオニアNP1に新機能追加

 パイオニアのNP1は声ナビ、クルマWi-Fi など多彩な機能を搭載し、運転中のあらゆる場面で会話を通してドライバーをサポートする世界初のAI 搭載通信型オールインワン車載器だ。

 NP1は、サービスや機能の追加・更新を「通信」で行うことで、購入後も継続的にユーザーの使い勝手や体験が向上していくのが特長。

 先日実施されたアップデートでは、常に愛車を見守ることができる新しいセキュリティ監視機能の「マイカーウォッチ」を追加した。

 今回新たに「マイカーウォッチ」機能が追加されることにより、車上荒らしや車両盗難などが発生した際に、「My NP1」から車室内や車外前方のカメラ映像、位置情報、速度情報など、車両が置かれている状況をリアルタイムに確認することが可能となる。

 さらに、本機を通じて警告メッセージを発報し、トラブルを未然に防ぐ効果が期待できるという。車両盗難に対しての大作としては有効だといえるだろう。

 今後はこういったカメラと通信機能を組み合わせることで車両の盗難やいたずらに対応するカー用品への需要が増えそうだ。

【画像ギャラリー】ドライビングパートナーパイオニアNP1とは?(4枚)画像ギャラリー

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