前半分セダンorワゴン 後半分トラック! 世にも稀な珍車の世界へようこそ!

■着崩しへの挑戦者は意外と多い

1983年2月に登場したマイティボーイは前半分をセルボ、Bピラー以降を荷台にした2シーターのピックアップ。車名のマイティは英語で力強い、少年や少年っぽいという意味のBOYを組みわせた
1983年2月に登場したマイティボーイは前半分をセルボ、Bピラー以降を荷台にした2シーターのピックアップ。車名のマイティは英語で力強い、少年や少年っぽいという意味のBOYを組みわせた
荷台長は200mm、最大積載量は200kg
荷台長は200mm、最大積載量は200kg

 そのほか、日本国内でも販売された「前半分が普通の乗用車だが後ろはアレ」というモデルは、スズキマイティボーイ(1983~1988年)とトヨタbBオープンデッキ(2001~2003年)だろうか。

 スズキマイティボーイは2代目セルボのBピラー以降のルーフを切り取ってピックアップトラック的にした軽自動車であり、トヨタ bBオープンデッキは、初代bBの荷室部分の上半分を切り取った感じのモデルだった。

2001年6月に発売されたbBオープンデッキ。トヨタの意気込みとは裏腹に売れずに2003年3月に販売終了
2001年6月に発売されたbBオープンデッキ。トヨタの意気込みとは裏腹に売れずに2003年3月に販売終了
リアウィンドウを跳ね上げ、その下のデッキスルードアを倒すと、キャビンと荷台をつなぐことができる
リアウィンドウを跳ね上げ、その下のデッキスルードアを倒すと、キャビンと荷台をつなぐことができる
こちらはマイティボーイの後継として2015年のモーターショーで参考出品された「マイティデッキ」。量産車としては市場に現れなかった
こちらはマイティボーイの後継として2015年のモーターショーで参考出品された「マイティデッキ」。量産車としては市場に現れなかった

 まぁマイティボーイのチャレンジ精神と歴史的な価値は大いに認めたいところであり(CMも好きでした)、bBオープンデッキも、実はかなりコストがかけられたクルマであったそうなのだが。


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