目玉の新型エクストレイルは来秋投入で調整
次期型エクストレイルは、2021年秋の投入予定でスケジュール調整が行われている模様だ。アウトラインは三菱自動車のアウトランダーとプラットフォーム&基本コンポーネントを共用した姉妹モデルとなる。
アッパーモデルはこれまでの情報では両社が独自に設計するのが有力だったが、実際にはさらに踏み込んでボディパネルの大部分も共用化し、フロントマスク、リアのバンパー、コンビランプ、内装のデザインだけ違いを持たせることでコストダウンを図るものと思われる。
シートレイアウトは2列シート5人乗りと3列シート7人乗り仕様は従来モデルの継続となる。
パワートレインは2Lと2.4LのガソリンNAエンジン、1.2Lのe-POWER、2.4Lエンジンと組み合わせたPHEVを搭載。
2Lの1モーター&2クラッチ方式のフルハイブリッドはe-POWERに置き換わる。2.4LエンジンとPHEVは三菱からの供給となる。ガソリン車いずれも2WD、4WD、CVTとの組み合わせになるが、PHEVは4WDで2列シート5人乗りのみとなる。
姉妹車の三菱アウトランダーは2021年中盤にも登場する。次期型エクストレイルより約半年早い世代交代となる。パワーユニットのPHEVは両モデル共用で引き続き三菱が主体に開発し、日産に供給される形を取る。
従来ユニットよりもドライブフィールや充電後の航続距離の延長などで大幅に改善するものと思われる。e-POWERや2Lマイルドハイブリッドも搭載される可能性がある。
NISMOや噂のスライドドア仕様は? 新型ノートの派生車事情
新型ノートはe-POWERの2WD車が先行して発売になったが、2020年12月には4WD車も設定される。2020年5月に発売したキックスも現行モデルでは2WD車のみのため、2021年中には設定されるに違いない。
NISMOバージョンも追加設定されるが、発売は1年後の2021年末あたりが有力である。
ノートベースのスライドア車は「NV200バネット」との関連で考える必要がありそう。こちらの登場は2009年5月19日の登場で、古くなっているのでいつフルモデルチェンジしてもおかしくない状況にある。
現行モデルは商用車ベースであるが、ワゴンバージョンは3列シート7人乗りで両側スライドドア仕様である。エンジンは1.6LのNAガソリンエンジンを搭載しているのでシエンタやフリードと対抗する部分もある。
このワゴンバージョンを分離してノートベースに移行し、e-POWERユニットを積めばヒットモデルにすることも可能になるに違いない。
このほか来年登場する日産の改良モデルは?
セレナは今年12月17日に上級バージョンの「アーバンクロム」を設定する。売れ筋の「ハイウェイスターV e-POWER(2WD)」をベースに、グリルをブラックのアーバンクロム、アルミホイールを15インチから16インチにアップさせ、クロームホイール、ドアミラーケースをブラック塗装にするなどで高級感のあるデザインで仕立てる。
2020年末から2022年初めにかけてはライバルのステップワゴンやノアが相次いでフルモデルチェンジし、商品ラインアップを強化するが、セレナも対抗策として同じころにビッグマイナーチェンジする可能性がある。e-POWER車には4WD車も設定する。
デイズ/ルークスは今年12月中旬発表、2021年初めの発売でオーテックや寒冷地仕様モデルを追加する。デイズは2021年末にマイナーチェンジする見通し。内外装のデザイン変更、安全対策強化などを図り、商品ラインアップを強化する。
マーチは2021年中盤あたりにビッグマイナーチェンジする見込み。内外装のデザイン変更が行われる。新型ノートに設定されない1.2LガソリンNAエンジン車需要をカバーする狙いもありそうだ。
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