かゆみ、くしゃみが止まらない人必見!! 車内に潜む、ダニ、カビ徹底除去

かゆみ、くしゃみが止まらない人必見!! 車内に潜む、ダニ、カビ徹底除去

 シートに座った瞬間、エアコンを作動した瞬間、くしゃみが止まらなくなったり、目が充血したり、体のどこかがかゆくなったりしたことはないだろうか? その原因は車内のカビやダニが原因の可能性大。かゆみ、鼻炎などは序の口。少し大袈裟に聞こえるかもしれないが、室内の汚れはもっともっと深刻な健康被害をもたらす危険もあるのだ。

 つい手を抜きがちな車内清掃。しかし、快適に運転をするうえでは、ボディをピカピカにすることよりも、車内を清潔にすることに意識を向けることのほうが賢明なのだ。

文/室井 圭、写真/写真AC

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汚い車内にはダニ、カビが大繁殖

かゆみ、くしゃみが止まらない人必見!! 車内に潜む、ダニ、カビ徹底除去
シートの隙間は最大の汚染地帯! 食べカス、フケ、垢、髪の毛など、ダニの大好物がぎっしりと詰まっている

 車内の掃除というとダッシュボードを拭いたり、フロアマットのごみを叩き落としたりと、目につくところだけをきれいにして終わりという人が多いのではないだろうか? しかし、それでは身体に害を及ぼす有害物質の温床となってしまう。特に、食べ物のカス、髪の毛、垢などは細かい部分に溜まっているため、掃除をしているつもりでも残りがちだ。また、クルマは密封性が高いことから湿気も溜まりやすい。

 では、湿気、食べ物のカス、ほこりだらけの車内で過ごすことで身体にはどのような害がもたらされるのだろうか?

■ダニ
 ダニの餌となる人間のフケや垢、髪の毛、食べカスが狭い空間に凝縮されている車内はダニの絶好の繁殖場所だ。さらに、ダニは湿気のある場所を好むため、雨や雪で濡れたシートやフロアマットをそのままにしておくとダニはどんどん繁殖してしまう。加えて、ダニは暗所が大好き。つまり、車内はダニの住処として最高の環境と言えるのだ。なかでも、シートの隙間、フロアマットの裏などはダニが大好きな場所だ。

 ダニに刺されると腫れたりかゆみが出るのはもちろんのこと、アレルギーの原因にもなる。さらに恐ろしいのはダニ感染症だ。

 ダニ感染症の原因となるのはマダニ。いっぽう、室内や車内で繁殖しやすいのはツメダニと呼ばれるものなので、車内に棲みつくダニには感染症のリスクは低い。しかし、マダニは動物に寄生するので、車内にペットを頻繁にのせる人は要注意だ。ペットに寄生するマダニが車内に残って繁殖してしまうことも考えられるからだ。

 マダニに咬まれると、6日~2週間程度の潜伏期間を経て、原因不明の発熱、腹痛、下痢などの消化器の症状が発症することがある。悪化すれば最悪、死に至るケースもある。致死率が約30%というデータもあるほど恐ろしい感染症だ。

■カビ
 カビの胞子は非常に軽量で空気中に飛散しやすく浮遊時間も長いことから、鼻腔内に留まりやすく、アレルギー性鼻炎や喘息などの呼吸器系の疾患の引き金になる。また、皮膚のかゆみなどのアレルギー反応を引き起こすこともある。

■花粉、黄砂
 花粉も黄砂も鼻腔内に入るとアレルギー鼻炎を引き起こす。特に、黄砂は花粉の約1/10の大きさで肺にまで入り込みやすく、呼吸器疾患の原因ともなる。また、さまざまな汚染物質が付着しているので、呼吸器以外の臓器にも悪影響を及ぼす。両方とも粒子が細かいぶん、通常のほこりよりもシートの隙間などに溜まりやすいので、花粉や黄砂の飛散量が多くなる季節はこまめに車内清掃を。

見えない汚れまでガッツリ落とす車内清掃法

かゆみ、くしゃみが止まらない人必見!! 車内に潜む、ダニ、カビ徹底除去
シートは表面の拭き掃除だけでは不十分。肝心なのは隙間のほこりやごみを掻き出すことだ

 ここからは、ダニ、カビ、花粉・黄砂などの目に見えない敵を退治するための車内清掃法を紹介しよう。

■フロアマット
 フロアマットをすべて取り出し、布団叩きなどで叩いて大きなごみを除去し、ブラシを使って水洗いをする。汚れがひどい場合は、中性洗剤などで洗浄しよう。肝心なのは、洗浄後に半日くらい天日で乾燥することだ。生乾きで車内に戻してしまうと、ダニの温床となってしまう。

 また、太陽光に含まれる紫外線には殺菌作用があるため、除去しきれなかったダニやカビを死滅させ、再繁殖も防ぐことができる。乾燥したマットを戻す前には軽く叩いてマットの奥に残っているダニの死骸などを叩き落とそう。

 天候が悪く十分に天日干しができない場合は、水洗いはせず、ブラシでごみを浮き出させながら掃除機で吸い取るか、エアダスターなどで細かいごみを吹き飛ばすほうがいいだろう。

 水洗いする時間がない時は、フロアマットを叩いてほこりを落とし、日光に半日くらい当てておくだけでもダニとカビの発生を抑えることができる。

■フロアマットの下(床)
 掃除機でごみを吸い取り、粘着カーペットクリーナー(コロコロ)で残ったほこりを除去しよう。また、床はカビやダニが丸洗いができない場所なので、カビ予防スプレーなどを仕上げに使用すると安心だ。シートや天井などにも同様の処置を施すとより効果的だ。

■シートの隙間
 まずはシート全体に掃除機をかけ、その後にブラシでシートの隙間のごみ、ほこりを履き出しながら掃除機で吸い取ろう。毛先が硬いブラシのほうが履き出しやすいが、本革シートなどの傷が付きやすいシートの場合は、馬毛や豚毛のブラシを使用しよう。

 隙間のごみは粘着カーペットクリーナーを使用するより、ガムテープを使用したほうが取りやすい。

 ファブリックなどのシートの場合は、掃除機をかける前に布団叩きなどで叩くと細部に溜まったほこりやごみを浮かせることができる。

 エアダスターなどを使用すればより細かな部分に入り込んだほこりを掻き出すことができる。本革シートをブラシや粘着テープで傷めるのが不安な人にはエアダスターがお薦めだ。

■ACフィルター、エアコンダクト
 エアコンは最大のカビの発生源だ。その原因はエアコンフィルターとエバポレーター内に結露が発生して、それが原因でカビが生えてしまうからだ。また、エアコンのダクトも同様にカビの温床。エバポレーターで冷却された冷たい空気がダクトを通る時に結露が発生し、それが繰り返されることでカビが発生してしまうのだ。

 エアコンフィルターやエバポレーターは自分で掃除できる車種もあるが、グローブボックスを取り外しての作業が必要となるため、無理に取り外したりすると故障の原因になることもある。そのため、できればプロに任せたほうが無難だ。

 ちなみに、メーカーが推奨するカーフィルターの交換目安は1年だ。

 とはいえ、自分で掃除ができるダクトくらいはこまめに掃除をしておきたい。エアダクトはダクト専用の洗浄スプレーを使い、さらにダクトの入り口から奥の汚れまで丁寧に綿棒で拭き取る。

 ちなみに、エアコンを使用した後に5~10分ほど送風モードに切り替えてエバポレーターやダクトの奥の結露を蒸発させるとカビの発生を防げ、エアコンの不快なカビ臭も防げる。

■シートベルト 
 シートベルトは手垢や汗がもっとも付着しやすい場所で、編み目の奥にカビやダニが発生しやすい。色も暗色系なのでカビが生えていても気づきにくいため要注意だ。

 シートベルトを全部引き出し、中性洗剤を10~20倍に薄めた水を含ませてよく絞ったウエスで表と裏を強めに拭いていく。その後、乾拭きをして乾燥させる。

■サンバイザー 
 サンバイザーは手垢がつきやすく、湿気も溜まりやすいことから、ダニやカビの温床となる。

 サンバイザーの表面は水拭きを。タバコのヤニがついているなど、汚れがひどい場合は、中性洗剤を10~20倍に薄めた水を使う。その後、下げたままの状態で、窓を全開にして半日くらい乾燥させよう。

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