【番外コラム 02】なぜロータリーエンジンは水素燃焼と相性がいい!?
本文中でも触れているように、水素燃料を直接燃焼させて動力を得るにはロータリーエンジン(RE)が適している、というか、レシプロエンジンでは燃焼室内での早期着火をコントロールするのが困難だったのだ。
水素は着火性がいいため、排気熱で高温になっている排気バルブ付近で容易に自然着火してしまうのだ。
REはハウジング内をおにぎり状のローターが回転する。燃焼室はローターの回転に伴い常に移動しているため、水素燃料を噴射する「部屋」は排気後に温度が低下した状態のため、レシプロエンジンで問題となる、高温の排気バルブ付近での自然着火が避けられるという点で、水素燃料との相性がいいとされる。
ロータリーエンジンを世界で唯一、量産レベルで実用化したマツダだからこそ、いち早く2005年にRX-8ハイドロジェンREをリースながら、ナンバーを取得して世に送り出したのだ。
とはいえ、水素の熱エネルギーはガソリンの約半分と小さいため、水素REは最高出力110psと、ガソリン仕様の約半分の出力にとどまった。
そのあたりは本文中で鈴木直也氏が触れているように「非力な印象」は否めなかった。
また、当時の技術では水素を車載するタンクの技術も開発途上で、多くの水素を搭載できなかったため、航続距離の不足を補うため、ガソリン燃焼とのバイフューエルシステムを採用せざるを得なかったという点で、やはり効率面での悪さを払拭できなかった。
コメント
コメントの使い方これ、スゴイ提灯記事!そんなにトヨタさんに忖度しないと雑誌の編集もやっていけないのか?メディアの偏向記事も極まれりだね。水素のこと調べたでしょ?実用化は無理よ。もっと自由に自分の素直な気持ちを発信しようよ。