日産の新型軽EVサクラ日本初試乗! 補助金込みで約178万円~すべてが軽を超えた新時代の寵児!

■アリアの末弟のようなエクステリア、インテリアも軽を超えた質感

日産サクラX。アリアのデザインの流れを汲む末弟という印象
日産サクラX。アリアのデザインの流れを汲む末弟という印象
軽初となるプロジェクタータイプの薄型の3眼ヘッドランプを採用
軽初となるプロジェクタータイプの薄型の3眼ヘッドランプを採用
>こちらは軽自動車、デイズハイウェイスター
>こちらは軽自動車、デイズハイウェイスター
バックドアには格子をヒントにしたワイドなLEDリアコンビネーションランプが特徴。アルミホイールは日本の伝統美を感じさせる「水引」からインスピレーションを得たデザイン。写真は4.5J×15インチ+165/55R15(メーカーオプション
バックドアには格子をヒントにしたワイドなLEDリアコンビネーションランプが特徴。アルミホイールは日本の伝統美を感じさせる「水引」からインスピレーションを得たデザイン。写真は4.5J×15インチ+165/55R15(メーカーオプション

 エクステリアデザインは、東京モーターショー2019で登場したコンセプトカー「IMk」そのものだ。

 デイズと共通するパーツは見当たらず、完全オリジナルとなる。発表会場ではサクラの横に同色ボディのアリアが並んでいたが、アリアの特徴を捉えたうえでそのまま縮小した、まさに「アリアの末っ子の弟」といった印象だ。

 軽初となるプロジェクタータイプの3眼ヘッドランプを採用した薄型ヘッドライトや、格子をヒントにしたというワイドなリアコンビネーションランプも、ハイセンスでおしゃれ。

 リアの「NISSAN」エンブレムも、立体文字の上にクリア板を被せており質感が高い。前後バンパーやホイールなど、ところどころに入った日本の伝統模様「水引」も、いいアクセントとなっている。車両右後方の充電ポートのキャップにまで、SAKURAロゴと水引模様が刻まれていた。

7インチメーターディスプレイ+9インチの統合型インターフェースディスプレイと全面ファブリック調のダッシュパネル&カッパーのフィニッシャーを組み合わせたサクラXのコクピット。とても軽とは思えない上質な空間が広がっていた
7インチメーターディスプレイ+9インチの統合型インターフェースディスプレイと全面ファブリック調のダッシュパネル&カッパーのフィニッシャーを組み合わせたサクラXのコクピット。とても軽とは思えない上質な空間が広がっていた
高級感を演出するカッパー色のフィニッシャー。その下には各種スイッチ類、電制シフト、eペダルなどのスイッチが並ぶ
高級感を演出するカッパー色のフィニッシャー。その下には各種スイッチ類、電制シフト、eペダルなどのスイッチが並ぶ
助手席側のカップホルダーやロアボックスにはさりげなく桜の花びら模様が配置されている
助手席側のカップホルダーやロアボックスにはさりげなく桜の花びら模様が配置されている
ドアトリム下の水引きデザイン
ドアトリム下の水引きデザイン

 インテリアも、軽というカテゴリーを越えたクオリティ。7インチサイズの液晶メーターと9インチナビゲーションは、アリアやノートのように一枚板の上にレイアウトされている。よく見れば、2枚のディスプレイを並べただけなのだが、質感が良く感じられるのは、アリアやノート(ノートオーラ)の印象が良いからだろう。

 ダッシュボード上やドアトリムに貼られたファブリックは手触りが良く、また、防水仕様となっているので、液体がこぼれても拭けばキレイに掃除できる。ステアリングホイールは、中間グレード以上だと「アリアと同じデザイン」の2スポークタイプとなる。表皮も上質で、これまたいいクルマに乗っている感覚を与えてくれる。

 フロントシートは、ホールド性がやや少ないが、ソフトなタッチの優しいシートだ。後席も、デイズ譲りの前後ロングスライドが使えるので、居住性も抜群。

 最後方まで後席シートを移動すれば、膝前にはコブシ4個分のスペースはある。その辺のコンパクトカーよりも遥かに広く、見た目で使い勝手の良さが想像できる。

Xグレードのシート地はトリコット。座り心地は厚みがあり軽とは思えない印象
Xグレードのシート地はトリコット。座り心地は厚みがあり軽とは思えない印象
5対5分割可倒式リアシートを最後方にスライドすれば膝前空間はこぶし4個分のスペースが生まれる。写真は上級グレードのG、合皮+トリコット
5対5分割可倒式リアシートを最後方にスライドすれば膝前空間はこぶし4個分のスペースが生まれる。写真は上級グレードのG、合皮+トリコット
荷室容量は107L。全高1700mm以下の軽ハイトワゴンのなかでクラストップレベルの荷室容量を誇る。段ボール(2L×6本)2ケースに加え、缶ケース(500ml×24本)など、大きな荷物も載せられる
荷室容量は107L。全高1700mm以下の軽ハイトワゴンのなかでクラストップレベルの荷室容量を誇る。段ボール(2L×6本)2ケースに加え、缶ケース(500ml×24本)など、大きな荷物も載せられる
手前のちょうどリアシート下。バッテリーバックは足元からフロアトンネル下に設置し、室内スペースを犠牲にしていない。また継ぎ足し充電でも安定した急速充電性能を発揮する、エアコン冷媒を用いたバッテリー冷却システムもここに設置されている
手前のちょうどリアシート下。バッテリーバックは足元からフロアトンネル下に設置し、室内スペースを犠牲にしていない。また継ぎ足し充電でも安定した急速充電性能を発揮する、エアコン冷媒を用いたバッテリー冷却システムもここに設置されている

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