コスモ サバンナ RX-7 ロードスター…「これぞマツダ!!!」の20台を選ぶ

■初代RX-7から「世界のマツダ」が始まった(国沢光宏が選んだ10台)

 国際社会でのマツダのブランドイメージは初代RX-7から始まったと思う。それ以前のマツダ車って日本国内限定でしたから。初代RX-7をアメリカで発売するや、ロータリーエンジンの独特な回転フィールとともにマツダのブランドイメージはあっと言う間に広まった。学生だった私の憧れのクルマでもあり、発売から2年後に自分のクルマにしたのでございます。

 国際デビューを飾るRX-7以前のモデルとしては、当時の日本車としちゃ圧倒的に流麗なデザインを持つ恵子の赤いコスモAPと、スカイラインRX-7を引退させた武闘派の初代サバンナが2TOPだと思う。今見ると、コスモAPのイメージキャラクターになった宇佐美恵子さん、濃い顔立ちでしたね! ロードペーサーはぜひ入れたい! 

1位…初代サバンナRX-7
2位…2代目コスモAP
3位…初代サバンナ
4位…5代目ファミリア
5位…アンフィニRX-7
6位…初代ユーノスロードスター
7位…3代目カペラ
8位…ユーノスコスモ
9位…シャンテ
10位…ロードペーサー

■時代時代で異彩を放ったマツダスポーツたち(岡本幸一郎が選んだ10台)

 マツダはスポーツカーの宝庫だ。そしてデザインセンスが高い! 歴史を振り返るとそれぞれの時代において異彩を放つスポーツカーがいくつもあって、上位はほぼ埋まった。なかでもRX-7は3世代すべて。FDとFCのどちらを上にするか迷ったが、デザインと性能の際立ちっぷりからFDを1位とした。

 これ以外にもRX-8やカペラやルーチェなど入れたいクルマがまだほかにもあったくらい。マツダは本来的にスポーツカーメーカーなんだなとつくづく思ったよ。

 スポーツカー以外では初代COTY受賞車であり赤いボディカラーを流行らせたファミリアと、SKYACTIVの代名詞といえるCX-5、当時こんなにスタイリッシュなセダンはほかにないと思ったセンティアが入ってきた。

1位…アンフィニRX-7
2位…2代目サバンナRX-7
3位…初代ユーノスロードスター
4位…コスモスポーツ
5位…初代サバンナRX-7
6位…ユーノスコスモ
7位…5代目ファミリア
8位…AZ-1
9位…初代CX-5
10位…初代センティア

*   *   *

■まとめ

 実に個性的なスポーツカーがひしめき合うマツダの殿堂入りナンバーワンとなったのは、初の量産ロータリー搭載モデルとなった初代コスモに。片岡氏が1位、松田氏が2位、岡本氏が4位に挙げて、全体2位になった初代サバンナRX-7との戦いを制した。

 3位には同じくロータリースポーツのアンフィニRX-7がランクインし、今回のトップ10には8台ものロータリー車がランクイン、マツダの魂はロータリーにあることが改めて証明された形となった。

 4位の初代ロードスター、5位の5代目ファミリア、軽で唯一トップ10に入ってきたオートザムAZ-1など、ロータリー以外も多士済々。

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