トヨタ新型スープラ公道試乗!!全グレード比較してみた結果はいかに?


■切れ味鋭いハンドリングに操る喜びが昂ぶる

 スープラの開発をした多田さんは元気のよい男の子(いや最近は女性でも気合い入ってる人が増えました)が買うクルマだと判断したんだろう。考えてみたら前輪流れるアンダーステアにしておけば安全。

 必ずアクセル戻して速度落とさないとダメですから。アンダー出たら「反省」のドライビングです。

 一方、後輪流れるのは「攻める量」の調整でいい。攻めなければ滑らない。楽しいのは「守り」より「攻め」。そんなことからレーシングドライバーってアンダーよりオーバーを好む。

 実際、攻めなければナニも起きず、横滑り防止装置「VSC」を生かしておくと滑ったって立て直してくれるため危険もないです。ということで、私も新型スープラを高く評価しておく。

 ちなみに攻めようとした時はVSCをカットしたほうがコントローラブル。VSCを生かした時の挙動がもう少しマイルドになったら一段と好ましくなると思う。

公道ゆえ低中速域での試乗が中心となった今回の試乗。それでも3グレードそれぞれが持つ個性が明確となった

 このあたりは開発チームも認識しているようなので、86の時のように年次改良のたびにレベルアップしていくと考えていいんじゃなかろうか。とりあえず初年度モデルについちゃ「やんちゃ度一等賞!」と評価しておきます。

 最後にデザイン。私はいまだになじめていない。というあたりはGRのプレジデントである友山さんも考えているらしく、スープラの発表会の時「カッコ悪いと思う人、手を挙げてください!」だって。

 真意を聞いたら「私も先代80スープラが出た時はカッコ悪いと思いました。でも20インチ履いてローダウンするなど手を加えていくと好みになってきます。90スープラもそんなクルマだと思います」とのこと。

 皆さん、買ったら存分にカスタムしてください。

GRスープラ主要諸元
GRスープラ価格表

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