アメリカの法規を満たさないクルマの輸出が可能になる、俗にいう「25年ルール」の影響もあり、1990年代の日本車が高騰して久しい。
今年、2021年から25年ルールに適合し、中古車が値上がりしそうな1996年登場の日本車を紹介しよう。
エポックメイキングなスポーツモデルが豊作だったのがこの年だった!
※本稿は2021年4月のものです
文/永田恵一 写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』 2021年5月26日号
【画像ギャラリー】海外で人気が出る前に買っておきたい!? 「25年ルールデビュー」のモデルたちをギャラリーでチェック!!!
■スバル 2代目レガシィツーリングワゴンGT-B&レガシィセダンRS(1996年8月登場)
4代目モデルまでのレガシィ人気を決定的にしたのが、2代目モデルのビッグマイナーチェンジモデルである。この時は見た目こそそれほど変わらなかったが、2Lターボ系はMTが280ps、ATも260psにパワーアップされ、前者は日本車初の「2Lで280ps」を実現。
また、ツーリングワゴン、セダン各々のトップグレードとなるGT-BとRSはビルシュタイン製ダンパーを装着したことでも話題になった(全長4680×全幅1695×全高1490mm、ホイールベース2630mm、280ps/34.5kgm、GT-B5MT)。
GT-BとRSの1996年式の中古車は原稿執筆時点でATのGT-Bが1台流通しており、27万円だ。
ビッグマイナーチェンジ後のGT-BとRS全体だと各々15台と8台が流通しており、前者のボリュームゾーンは30万~50万円だが、コンディションのいいクルマは100万円を超え、相場は希少性のせいかRSのほうが高い傾向だ。
●編集部コメント…2Lターボでリッター140psを国産で初めて達成しただけで価値ある1台。
コメント
コメントの使い方