■インテリアは縦型の大型ディスプレイを装備し、質感も高い
インテリアはダッシュボードなど、現行レヴォーグと非常に近い雰囲気で、全体的な質感は車格、価格相応に高い。
なお、新型アウトバックには後述するようにアイサイトXが全グレード標準装備となるのもあり、アイサイトX付きのレヴォーグ同様に12.3インチ液晶メーターとセンターの11.6インチモニターもセットで標準装備される。
キャビンはボディサイズが若干拡大されたこともあり、後席を含め広大というほどではないが、広々としている。乗降性もクロスオーバーということで213mmという高い最低地上高(+13mm)が確保されているのもあり、クルマにスッと乗り込め良好だ。
ちなみに撮影のため細い林道を走ってみたところ、「大きさは感じるけど、1875mmというほどの全幅の広さは感じない」という印象で、日本の都市部でもギリギリ実用的に使えるだろう。
ラゲッジスペースは先代モデルと同等の広さで、ラージクロスオーバーとして十二分な広さが確保されている。
また、使い勝手も床下収納に加えラゲッジスペースから後席をワンタッチで倒せる機能を備えるなど、スバルのクロスオーバーらしく上々だ。
ラゲッジスペースに関して強いて難を挙げれば、アウトバックの使い方を考えると、汚れても掃除しやすい素材を使ったグレードがあってもいいように感じたくらいだ。
■SGPのプラットフォームを採用し、エンジンは1.8リッターターボ1種類!
新型アウトバックが使うクルマの土台となるプラットフォームは、現行インプレッサからスタートしたSGP(スバルグローバルプラットフォーム)+日本では現行レヴォーグから採用が始まったボディ剛性向上に大きく貢献するフルインナーフレーム構造で、レヴォーグの拡大版と考えてもいいかもしれない。
エンジンは、アウトバックは北米に加え、欧州やオーストラリアでもすでに販売されており、北米はそれぞれ水平対向4気筒の2.5リッターNAと2.4リッターターボ、欧州とオーストラリアは2.5リッターNAが搭載されている。
日本仕様の新型アウトバックは燃費との兼ね合いもあり、噂通り現行レヴォーグやフォレスターと同じ水平対向4気筒1.8リッターターボ(177ps/30.6kgm)を搭載し、CVTとの組み合わせとなる。
先代の2.5リッターNAに対し、新型の1.8リッターターボは最高出力こそ同等だが、最大トルクは24.0kgmから1600回転~3600回転で発生する、NAエンジンなら3リッター級となる30.6kgmに向上しているだけに、動力性能は力強いものになっているだろう。
WLTCモード燃費は13.0km/Lと、車重が現行レヴォーグのSTIスポーツに対し約100㎏重い1680~1690kgとなるぶん、若干悪化している。
なお、登場から2年以上が経っているためもあるのか、Bピラー根元に付くコーションプレートを見ると分かる、改良されるごとに進むアプライドはAではなくすでにBになっていた。
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